映画『ロマンスドール』は、タナダユキの同名小説が原作で、監督や脚本もタナダユキが担当したという力作。
そんな本作は、ラブドール職人が主人公という、なんとも異色のストーリーで、高橋一生がそのラブドール職人を、そして蒼井優がその嫁を演じたことで、話題になりました。
今回の記事では、映画『ロマンスドール』のフル動画を無料視聴する方法や作品についてご紹介いたします。
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映画『ロマンスドール』作品情報
一目惚れをして結婚した園子と幸せな日常を送りながら、ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄。仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、恋い焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになり、夫婦の危機を迎えるが…。
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キャスト
- 北村哲雄：高橋一生
- 北村（小沢）園子：蒼井優
- 両角：浜野謙太
- ひろ子：三浦透子
- 原田：大倉孝二
- 久保田薫：ピエール瀧
- 田代まりあ：渡辺えり
- 相川金次：きたろう
スタッフ
- 監督：タナダユキ
- 原作：タナダユキ
- 脚本：タナダユキ
- 製作：松井智、堀内大示、大富國正、堤天心、門田庄司、新井重人
映画『ロマンスドール』ネタバレあらすじ
北村哲雄は美大の出身でしたが、ひょんなことから、ラブドール工場で働くことに。
先輩の相川金次は筋金入りのラブドール職人で、社長の久保田薫があらたなラブドールに難色を示したことで、実際に女性の胸から型を取ることを思いつきます。
そこでラブドールという目的は隠し、医療目的ということで、モデルを募集したところ、小沢園子という女性が志願してくれました。
ところが、そんな小沢園子に、北村哲雄はすっかりハマってしまいます。
小沢園子の忘れ物を送り届けた北村哲雄は、彼女に告白し、はれて恋愛関係になったのでした。
でも、北村哲雄は、小沢園子に対してラブドールに関することを明かすことはできませんでした。
ラブドール職人だということすらいえない北村哲雄は、やがて小沢園子と結婚します。
夫婦関係の悪化
その後、北村園子（小沢園子）の胸から型を取ったラブドールは好調になっていきます。
これによって、北村哲雄は、ラブドール職人として仕事に邁進していって、北村園子との結婚生活は4年を数えていました。
そんななか、相川金次が亡くなって、ラブドール工場のみんなはショックを受けることに。
その後、ラブドール工場に、相川金次の穴を埋めるために両角という社員が入って来ます。
しかし、両角は企業スパイで、ラブドール工場は打撃を受けてしまうのでした。
北村哲雄は、ひろ子という女性と出会い、北村園子との関係は悪化。
北村園子は、父親の体調悪化を理由に実家に帰りますが、これは嘘でした。
こうしてますます北村哲雄は、北村園子との亀裂が広がっていき、ひろ子と不倫してしまいます。
北村園子の告白
やがて北村園子が帰宅したため、北村哲雄は理由を聞きますが、1週間の猶予を求められます。
1週間が経って、北村哲雄は、北村園子に理由を聞くべきところ、真逆に、職業がラブドール職人だということ、不倫したことを言うはめになってしまいました。
が、北村園子も実は、不倫したことがあったというのです。
北村園子はそのまま離婚しようとしますが、北村哲雄がそんな彼女を質していくと、おどろくべき事実が明らかにされました。
なんと、北村園子は胃がんで、胃の大部分を摘出しないといけないとのこと。
家を出ていったのも検査入院しないといけないからでした。
しかし、北村哲雄には、そんな北村園子と離婚する意思などはまったくありません。
北村園子の最期
北村哲雄と北村園子は、すっかり元の仲に戻っていきました。
しかし、運命はとても残酷でした。
北村園子のがんが再発してしまったのです。
北村園子のがんは転移してしまっていて、もう永くは生きられないとのこと。
一方、北村哲雄は、ラブドール作りのほうでも苦境に陥っていきます。
すると、そんな旦那のことを知った北村園子は、自分の身体を使ってラブドールを作ってくれと、北村哲雄に告げるのでした。
こうして北村哲雄は、さっそく、北村園子をモデルにしたラブドール作りに没頭していきます。
そして北村哲雄と北村園子が情事にふけっている最中、北村園子は、亡くなってしまったのでした。
その後、ラブドールは日の目を見ることになります。
映画『ロマンスドール』ラストの結末
北村哲雄は、ラブドール工場の面々から、ラブドールの出来栄えを絶賛されます。
しかし、その一方で、北村園子が亡くなってしまったことを悲しんでいく、みんな。
北村哲雄の意向で、北村園子がモデルのラブドールの名前は彼女の名前からとられることになって、好調な売れ行きとなりました。
あまりにも精巧に出来過ぎていたため、久保田薫は警察の世話になってしまいましたが、さいわい、釈放されることに。
それどころか、さらにいいラブドールを作っていこうと、久保田薫のモチベーションはアップしていくのです。
その後、北村哲雄は、ラブドールを見てはしゃいでいる少年たちを見かけます。
そして、北村哲雄は、今は亡き北村園子のことを想いました。
映画『ロマンスドール』感想
映画『ロマンスドール』は、そのタイトルからはちょっと想像しがたいような、独特としか言いようのないお話でした。
とはいえ、エロティックな要素もあるものの、あまりにも感動的なストーリーでもありますので、こうしたギャップは真新しいですよね。
キワドイ部分もあるとはいえ、あまりそうしたところに囚われないでいただければと思います。
高橋一生さんや蒼井優さんの演技にも期待しながら、映画『ロマンスドール』をご覧ください。
映画『ロマンスドール』視聴者の声
余命宣告を受けた妻との恋という、ありふれた話ではありますが、とてもロマンチックな話になっているなあと思いました。
まず、高橋一生と蒼井優っていうキャストがいいです。
どっちもどこか透明感があり、なんかロマンチックな感じというか、落ち着いているけど情熱的みたいな感じがします。
二人の出会いという面では、ちょっと気持ち悪いんですよね。
はっきりいって仕事で胸を触った（それもどうかと思いますが）のに、それできゅんとかされちゃったら、世のヌードモデルとか嫌だと思うんですよね。
そんな仕事なのに、やっぱり意識しちゃうんかいとは思うとちょっとなあと思います。
なので、二人の出会いについてはちょっと良くないなと思いました。
あと、ラブドールを作っているということを言ってなかったってのもどうなのでしょうか。
まあ、言いにくいですね。
隠しているのが普通なのでしょうか。
まあ、ちょっとわかんないなと思うところもありましたが、そのあと、二人は話し合って尊敬しあって、最後の時を過ごしていてそこが素敵だと思いました。
ロマンチックすぎるきらいがあり、私には甘すぎたなと思いますが、なかなかおもしろかったです。
やはり、高橋さんはかっこいいなと思います。【30代女性】
観終えた後に、何とも言えない気持ちになります。
終始ラブドールが関係しているヒューマンドラマ映画です。前半は「プロジェクトX」のような雰囲気を醸し出していますが、あそこまで商品の開発に携わった者の名誉を称える事はありません。
むしろ淡々としていて、見やすいです。
アダルトグッズという扱い辛さがあるものをテーマにしているので、あっさりとした作風になったのかもしれません。
小さなラブドール工場が発展していく様子が描かれていて、愉快な気持ちになれます。しかしそれは前半だけで、後半は違います。
経営方針が人情派だった事が仇となってしまい、主人公も仕事に悩み出します。
それにつれて、プライベートも蔑ろにしていくのですが、物語はもっと悲しい展開になります。
そして冒頭の場面に話が結び付き、主人公とその妻にしか分からない幸せを作り上げていきます。
二人が初めて出会ったきっかけも変わっているので、妻のラブドールを作る事にはモヤモヤするものの、意外性はありませんでした。
完成品を見た時は流石にゾッとしましたが、主人公も職場の仲間も感慨深さを覚えていたので、ラブドールを作ってきた者にしか分からない感情があるのだと思いました。
テンポが良かったのと音楽の入り方によって、明るいムードになる演出が良かったです。【20代女性】
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