映画『人間失格』のBARや公演といったロケ地についてまとめてみました。
2019年に公開されて話題を集めた小栗旬さん主演の映画『人間失格』。
監督の蜷川実花さんはこの映画の構想に7年を費やしたそうです。
そこで今回は、ファンなら気になる映画『人間失格』のロケ地について詳しく調べてみました。
映画『人間失格』については、小栗旬さん版だけではなく、生田斗真さん版もありますよね。
番外編として生田斗真さん版のロケ地も紹介しています。
人間失格のロケ地や撮影場所
小栗旬さん主演、蜷川実花監督で話題となった映画『人間失格』は、2019年に公開されました。
今だ根強いファンを生み続ける文豪・太宰治の自伝的小説『人間失格』の誕生秘話をテーマとしながら、太宰の愛した3人の女性との恋愛を、フィクションを織り交ぜたオリジナル作品に仕上げられています。
- 宮沢りえさん / 津島美和子役(太宰治の正妻)
- 沢尻エリカさん / 太田静子役(太宰治の愛人であり弟子だった)
- 二階堂ふみさん / 山崎富栄役(太宰治が最後に愛人関係にあった女性)
太宰治の愛した3人の女性を、ご覧の豪華女優陣が演じたことでも話題を集めた映画『人間失格』。
静子の弟役を演じたのは、人気イケメン俳優の千葉雄大さんでした。
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 富山県
- 京都府
小栗旬さん主演の映画『人間失格』では、このような地域がロケ地となっています。
具体的なロケ地について見ていきたいと思いますが、実は、映画『人間失格』は2010年に生田斗真さん主演で制作された作品もあるんですよね。
そこで、小栗旬さん版の映画『人間失格』から8カ所のロケ地を、そして番外編として生田斗真さん版からも5カ所を紹介したいと思います。
①太宰行きつけのバー
■銀座・ルパン
- 〒104-0061
- 住所:東京都中央区銀座5丁目5-11 塚本不動産ビル地階
- ☎:03-3571-0750
太宰治本人が通っていたバーは、東京・銀座にある「ルパン」です。
太宰ファンの聖地にもなっている「ルパン」ですが、映画『人間失格』でもロケ地になりました。
扉の向こうは、昭和レトロな雰囲気。
まるで、太宰治たちが活躍した時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ることでしょう。
太宰以外に、坂口安吾といった作家たちも通っていた名店は、創業90年だそうです。
②旧水源地井戸跡
■神奈川県小田原市にある旧水源地井戸跡
- 〒250-0855
- 住所:神奈川県小田原市清水新田
映画『人間失格』のロケ地となった「旧水源地井戸跡」は、神奈川県小田原市にあります。
こちらは昭和初期に掘られた深井戸の跡で、石碑の隣にあるのは井戸跡の蓋になります。
水道発祥の地としても貴重な史跡ですが、映画『人間失格』のロケ地として、小栗旬さんや沢尻エリカさんらが目撃されています。
③記念撮影 & 浴室シーン
■旧加地邸
- 〒240-0112
- 住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内2050-9
- ☎:046-876-1111
「旧加地邸」は、千葉雄大さんも登場する記念撮影シーンや浴室シーンのロケ地となっています。
三井物産初代ロンドン支店長・加地俊夫の別邸として遠藤新が設計し、現在は国登録有形文化財に指定されました。
「旧加地邸」があるのは、神奈川県の葉山町。
皇室の葉山御用邸もある、有名な別荘地ですよね。
邸内はまさに昭和の豪邸といった趣のようですが、残念ながら一般公開はされていません。
④松竹撮影所
■松竹撮影所
- 〒616-8152
- 住所:京都府京都市右京区太秦堀之内町12-9
- ☎:075-864-8600
関東を離れ、京都へ。
映画『人間失格』の撮影は、京都の松竹撮影所でも行われました。
京都・太秦(うずまさ)にある松竹撮影所は、日本の映画・ドラマの歴史の一部です。
時代劇の撮影にも頻繁に使用され、京都の観光名所にもなっています。
2018年11月には映画『人間失格』の撮影のため、エキストラ募集がありました。
⑤カナルパーク
■富岩運河環水公園(カナルパーク)
- 〒930-0805
- 住所:富山県富山市湊入船町1
”カナルパーク”とも呼ばれる「富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)」は、富山県富山市にあります。
旧舟だまりだった場所を、富山市の都市開発シンボルゾーンとして、新たな空間に様変わりしました。
付近はきれいに整備され、ホテルなどもあり富山市の観光地となっています。
映画『人間失格』ロケ地巡りと共に、富山観光も楽しめるすてきなスポットです。
⑥らせん階段シーン
■日生劇場
- 〒100-0006
- 住所:東京都千代田区有楽町1丁目1-1
- ☎:03-3503-3111
映画『人間失格』に登場するらせん階段のシーンのロケ地となったのは、東京・有楽町にある「日生劇場」でした。
1963年に完成した日生劇場は、内装に”真珠貝”として知られるアコヤ貝がふんだんに使用された豪華絢爛そのもの。
現在では、現存する日本の近代建築を代表する建築物の一つに数えられています。
⑦彼岸花の中で太宰と子供たちが駆け回るシーン
■巾着田曼珠沙華公園
- 〒350-1251
- 住所:埼玉県日高市大字高麗本郷55
真っ赤な彼岸花の中で、太宰と子供たちが駆け回るシーンのロケ地となったのは、埼玉県日高市にある「巾着田曼珠沙華公園(きんちゃくだ まんじゅしゃげこうえん)」でした。
「巾着田曼珠沙華公園」は高麗川に囲われた敷地にあり、”曼珠沙華の里”巾着田として日高市の代表的な観光名所となっています。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とは、彼岸花のことです。
見頃となる9月中旬から10月上旬には、映画『人間失格』で見られるように、園内のあたり一面に真っ赤な彼岸花が咲きます。
曼珠沙華祭りの時期になると、この”赤い絨毯”目当てに観光客が全国から訪れるそうです。
⑧京都のあの有名なお寺も!
■大覚寺
- 〒616-8411
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
京都嵯峨野の観光名所となっている「旧嵯峨野御所 大本山 大覚寺」も、映画『人間失格』のロケ地となりました。
大覚寺は真言宗大覚寺派の大本山のお寺であり、嵯峨天皇の離宮でもあった皇室ゆかりの地です。
1200年の歴史の中で後宇多法皇が院政を行った時期もあるなど、日本史にも強い関りを持ちます。
現在は主に庭園が観光名所となっており、数多くの映画やドラマの撮影でロケ地として使用されてきました。
最近では、NHK大河『麒麟がくる』の明智光秀が居城としていた、亀山城の一部を大覚寺に移築した「明智門」でも注目を集めているそうです。(外観のみ見学可能)
番外編:生田斗真版・映画『人間失格』ロケ地5選
続いては番外編として、生田斗真さん版の映画『人間失格』のロケ地を5カ所まとめました。
- 六華苑
「六華苑(旧諸戸清六邸)」は、三重県桑名市にあります。
邸内には鹿鳴館で知られるジョサイア・コンドル設計の洋館と、和風建築が両方あり、映画やドラマの撮影でも頻繁にロケ地となっているそうです。
- 雲祥寺
「雲祥寺」は、青森県五所川原市にあるお寺です。
太宰治の生家「斜陽館」の近くにあり、実際に幼少期の太宰治もよく訪れていたそうです。
生田斗真さん版の映画『人間失格』では、太宰治の地元でロケをしていたんですね。
- 龍谷大学大宮学舎
京都市左京区にある「龍谷大学大宮学舎」は、明治初期に建てられた洋館でも有名となっています。
『科捜研の女』、『いだてん』、映画『るろうに剣心』他多数の作品でもロケ地に使われました。
- 西脇小学校
「西脇小学校」は、兵庫県西脇市にある現役の小学校です。
後者は昭和12年に建てられたもので、映画のロケ地にもなるなど、大きな自慢となっています。
- 大覚寺
最後は、再び京都・嵯峨野の大覚寺。
小栗旬さん版と生田斗真さん版の両方でロケ地になりました。
それだけ、大覚寺が魅力的ということなのでしょう。
以上、今回は映画『人間失格』のBARや公演といったロケ地についてまとめました。
映画『人間失格』無料視聴情報
映画『人間失格』の動画を無料で視聴する方法についてまとめました。
まとめ
- 銀座のバー「ルパン」は太宰治も通った名店
- 神奈川県小田原市の旧水源地井戸跡は水道発祥の地
- 葉山にある旧加地邸では記念撮影や浴室シーンが撮影された
- 松竹撮影所ではエキストラ募集があった
- 富岩運河環水公園(カナルパーク)は富山市の観光名所
- らせん階段のシーンは有楽町の日生劇場で撮影されたもの
- 巾着田曼珠沙華公園の”赤い絨毯”は9月中旬から10月上旬が見頃
- 京都・嵯峨野の大覚寺は小栗旬さん版と生田斗真さん版の両方でロケ地となった
- 生田斗真さん版では三重の六華苑、青森の雲祥寺、京都の龍谷大学、兵庫の西脇小学校がロケ地だった
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