ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』は、2015年に単発、2016年に連続で放送された作品です。
そして、2017年、『ラストコップ THE MOVIE』として映画化されました。
ドイツのドラマ『DER LETZTE BULLE』のリメイクであり、主演が唐沢寿明さんということで、話題沸騰となることに。
唐沢寿明さんが、30年間も眠り続けてから復活を遂げた刑事という異色の役どころを演じたことも注目されました。
それでは、そんな映画『ラストコップ THE MOVIE』とは、どんなあらすじなのか、くわしく見ていきましょう。
映画『ラストコップ THE MOVIE』のネタバレあらすじ
あらすじ
神奈川県警の京極浩介は、30年前、爆破に巻き込まれ、ずっと意識不明だったものの、復活し、刑事に復帰した男。
そんな京極浩介は、後輩刑事の望月亮太と懇意にしています。
一方で、妻だった鈴木加奈子を、後輩刑事の鈴木誠に再婚というかたちで奪われていて、娘の鈴木結衣は、望月亮太と交際していました。
さて、神奈川県警に人工知能搭載のブナッシーがやって来ますが、京極浩介は懐疑的でした。
が、ブナッシーが事件を予知し、京極浩介は、ブナッシーを擁する西園寺春孝と藤崎誠吾に、逮捕競走で敗れてしまいます。
結局、ブナッシーを認めた京極浩介は、鈴木結衣を、望月亮太が自分を超えたら、彼と結婚させると言い出しました。
一方、望月亮太は、京極浩介は余命1年だと知らされることに。
が、そんななか、藤崎誠吾がテロ組織と手を組んで、西園寺春孝の研究所で人工知能を乗っ取り、世界を自分のものにしようと企てます。
これを知った京極浩介は、望月亮太とともに、藤崎誠吾に戦いを挑むのでした。
藤崎誠吾は追い詰められ、人工知能にミサイルを発射させました。
その後、飛行機で逃亡した藤崎誠吾を、京極浩介と望月亮太は飛行機で追っていき、彼を無事に倒します。
京極浩介はミサイルにぶつかって国民を守りました。
そして、望月亮太と鈴木結衣は結婚するのでした。
ネタバレ
破天荒
映画『ラストコップ THE MOVIE』では、京極浩介のあまりの破天荒さが話題になりました。
30年ぶりの覚醒もさることながら、身体は中年でも、精神的には若者気分が抜けないため、何かと騒動を起こしてしまうのですね。
そのため、望月亮太ともとてもウマが合い、なんと、2人で同居生活まで送っていくほど。
これでは、望月亮太と鈴木結衣を結婚させようとなるわけですね。
ラストでは希望通り、望月亮太と鈴木結衣は結婚となりますが、ミサイルとぶつかったため、京極浩介は、娘の晴れ姿を見られなかったのが悔やまれます。
友情
映画『ラストコップ THE MOVIE』といえば、京極浩介と望月亮太の友情が見逃せません。
劇中で京極浩介が余命1年だと知ってしまう、望月亮太。
一方、京極浩介は藤崎誠吾を倒すために動き出しますが、彼の身体を案じる望月亮太は制止し、2人はケンカに発展してしまうのです。
結果、望月亮太が京極浩介に勝って、それから2人そろって、藤崎誠吾を倒しに向かうことになるのでした。
自分の父親になる可能性のある男性とやり合うとは、望月亮太も負けず劣らずの破天荒ぶりですね。
京極浩介の再復活
さて、やはり映画『ラストコップ THE MOVIE』は、京極浩介がどうなってしまったのかが気がかりなところです。
余命1年なうえにミサイルにぶつかったわけですから、さすがに死んだのでしょうか…?が、実は、京極浩介は生きていました。
脳死になりつつ、西園寺春孝の研究所でまたしても眠っていたのです。
そして、それからまた30年が経って、京極浩介は再復活を遂げるのでした。
さすがにこんなオチになるとはおどろきましたが、とにもかくにも京極浩介が無事で、本当によかったですね。
感想
さすがはドイツのドラマのリメイク作品というだけあって、映画『ラストコップ THE MOVIE』は迫力満点。
ありえないとしか言いようのない展開も絶えませんでしたが、とにかく視聴者に退屈をさせることはありません。
その一方で、京極浩介と望月亮太の関係など、心にしみる展開もあったり、その見どころは尽きません。
ドラマを観た方も、そうではない方も、いっそうパワーアップした映画版はぜひ、観てみたいものですね。
逆に、映画版を観た方は、この機会に、ドラマ版にも手を出してみることをおすすめしたいと思います。
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