映画『キングダム』のロケ地や撮影場所についてまとめてみました。
2019年に公開され大ヒットとなった、映画『キングダム』。
人気イケメン俳優の山崎賢人さん主演で吉沢亮さんの共演、さらに橋本環奈さんや長澤まさみさんら人気女優といった豪華キャストでも話題になりましたよね。
中国が舞台の映画『キングダム』ですが、ロケ地はどこなのでしょうか?
今回は『キングダム』ファンが気になる撮影場所について詳しく調べてみました。
キングダムのロケ地や撮影場所
映画『キングダム』は、中国を舞台とした人気コミックの実写映画で、その再現度と高いクオリティで大ヒットしましたよね。
2019年に公開されると、興行収入は57億円を超え、邦画ランキングでは見事実写の1位となりました(全体では3位)。
公開前から、その注目度もかなり高かったことが分かります。
吉沢亮さん / 嬴政(えいせい)・漂(ひょう):後の始皇帝で、秦国を追われる身となる。漂は嬴政の影武者で吉沢亮さんは一人二役
今最も注目を集めている人気イケメン俳優お二人の共演ということもあり、幅広い層から人気となった映画『キングダム』。
今作では、原作5巻「王都奪還編」までとなっているそうです。
映画『キングダム』のロケ地となったのは、中国での海外ロケ以外に、日本では静岡県、千葉県、栃木県、宮崎県、鹿児島県、熊本県といった広範囲です。
『キングダム』は、広大な中国大陸が舞台となっているストーリー。
実写化にあたって、どのようなロケ地を選んであれだけの再現度を達成したのでしょうか。
それでは、映画『キングダム』のロケ地や撮影場所、8カ所を詳しく見ていきましょう。
中国屈指の映画村で海外ロケ
■象山影視城
映画『キングダム』は、中国での海外ロケでも大きな話題となりましたよね。
その中国ロケが行われた場所が、「象山影視城」になります。
こちら「象山影視城」は、中国寧波市からおよそ2時間の場所にあります。
「影視城」とは、日本語で言うと「映画スタジオ」や「映画村」を意味します。
本場アメリカのハリウッドをもじり、映画界ではチャイナウッドとも呼ばれているとか。
敷地面積は78万4000メートルという、想像できない広大さ。
中には、春秋戦国時代、唐王朝時代、中華民国時代を模したセットが並んでいます。
2005年に一般にも公開され、中国本国では多くの観光客が訪れているそうです。
映画『キングダム』の撮影場所となったのは、「春秋戦国時城」というエリアでした。
見学には申し込みが必要ですが、日本からは『キングダム』ファンがこぞって聖地巡礼しているらしく、象山影視城の”キングダムツアー”も盛況となっているようです。
”里典の家”の再現度が高い
■富士山資料館・須山里木蕎麦畑
続いては、”里典の家”シーンのロケ地です。
こちらは、日本の静岡県裾野市にある、「富士山資料館」東側と「須山里木蕎麦畑」が撮影場所となりました。
元々あるセットで撮影したのではなく、こちらのロケ地ではわざわざ映画スタッフが新しくセットを作った、かなりの力の入りようです。
さらに、畑も耕し、木も植える徹底ぶりでした。
特に細かい部分では、”土の色”にもかなりこだわったそうです。
映画『キングダム』をご覧になった方はお気づきになったでしょうか。
なんでも、原作者の原さんもこのシーンへの思い入れが強かったらしく、土の色まで『キングダム』の時代のものを再現したそうです。
裾野市では、映画『キングダム』公開に合わせ、こちらのセットを公開していました。
実際に訪れたファンは、一様にその再現度の高さに驚いています。
竹林シーンは『るろ剣』でもロケ地になった
■若山農場
- 〒320-0075
- 住所:栃木県宇都宮市宝木本町2018
竹林の中で信とムタが戦うシーンの撮影場所となったのは、栃木県宇都宮市にある「若竹の杜 若山農場」です。
「若山農場」は映画『キングダム』以外でも『るろうに剣心』といった映画のロケ地にも使用されています。
なかなかこれだけの竹林が見れる場所も珍しいため、ロケ地巡りに行って癒されてみたいものですね。
信と朱凶のバトルシーンは意外な場所
■千葉県鋸南町
信と朱凶のバトルシーンのロケ地は、千葉県の鋸南町でした。
鋸南町は、都心部から最も近いリゾートしても知られ、海と山に囲まれた自然豊かな地域です。
撮影場所はどこかな?と思った方も多かったようですが、意外にもリゾートだったんですね。
信が戦った朱凶は、敵側の暗殺者。
秦国の若き王だった嬴政を追い出した、異母弟の成蟜(せいきょう)の放った刺客でした。
嬴政と合流した信は追手の朱凶と戦ったわけですが、見ごたえのあるアクションシーンでしたね。
滝が印象的な”避暑地”は『西郷どん』にも登場
■雄川の滝
嬴政と信は昌文君と合流するため、避暑地へとやって来ます。
ここで数秒間登場する、滝が印象的なシーンの撮影場所となったのが、「雄川の滝」でした。
「雄川の滝」は、鹿児島県南大隅町の根占川北にある滝です。
最寄りの駐車場からは1.2kmと少し遠いですが、その分手付かずの自然が楽しめる観光スポットです。
「雄川の滝」の川面はエメラルドグリーンに輝き、幻想的な美しさを持っています。
また、NHK大河『西郷どん』のオープニングでも使用され、全国的にも話題になりました。
現在では、鹿児島の美しい絶景秘境の代表となっています。
岩壁の間を歩くシーン
■神々溝
- 〒885-0224
- 住所:宮崎県都城市御池町
信たち一行が山の民に捕らえられ、岩壁の間を歩くシーン。
まるで中国のような岩壁の間ですが、実は日本がロケ地でした。
撮影場所となったのは、宮崎県都城市御池町にある「神々溝(かんがみぞ)」です。
巨岩は、近くにある高千穂峰の噴火によってできたものだそうです。
また「神々溝」には、天孫降臨の時に、サルタヒコノミコトが神々を迎えるために作ったという、神話も伝えられています。
そのため、最近ではパワースポットとしても大人気となっています。
「神々溝」の案内板を道沿いに進むと、あたりは草木が生い茂り、だんだんと神秘的な雰囲気となっていくようです。
岩壁の高さは、見た目でおよそ8m~10mくらい。
岩の形なども特徴的なものがあり、訪れた誰もが、その神聖な力を感じることでしょう。
人ならざる姿をしたランカイとの戦いは採掘場
■大谷資料館(地下採掘場)
- 〒321-0345
- 住所:栃木県宇都宮市大谷町909
- ☎:028-652-1232
成蟜の手下で、人ならざる姿をした巨漢・ランカイと戦ったシーンの撮影場所となったのは、「大谷資料館の地下採掘場」でした。
大谷資料館は、栃木県宇都宮市にあり、大谷(おおや)石と採掘に関する展示を行っています。
また、一般には非公開となっている地下採掘場跡があります。
この地下採掘場跡は、映画、ドラマ、MV、CDジャケットからプロモーション用のスチール撮影など、数多くのメディア関係のロケ地となりました。
映画『キングダム』でも、この地下採掘場跡が撮影場所となり、特殊装置やワイヤーを持ち込んだそうです。
劇中では王宮内の右龍の回廊でしたが、それがまさか採掘場跡とは思いもしませんでしたよね。
大谷石の採掘場跡にある大谷資料館は、普通の場所より気温が低い特徴があります。
東京で30℃に達する6月でも、館内の中は10℃です。
どれだけの気温差か、お分かりになっていただけることでしょう。
幼い信と漂が戦う森のシーン
■夢☆大地グリーンバレー
- 〒869-2305
- 住所:熊本県阿蘇市湯浦1674-18
- ☎:0967-32-2990
最後は、幼い信が漂と戦いながら、成長していくシーンから。
こちらの撮影場所となったのは、熊本県阿蘇市にある「夢☆大地グリーンバレー」でした。
見渡す限りの大草原は広大な中国を連想させるものでしたが、ロケ地はまさかの熊本県だったんですね。
実は、「夢☆大地グリーンバレー」は乗馬クラブです。
大草原で乗馬ができることから、観光などで人気があるそうです。
映画『キングダム』のこのシーンでも4匹の馬が登場していますが、この馬たちも「夢☆大地グリーンバレー」の馬を借りて撮影されました。
ちなみに、信と漂の撮影場所は割と奥になるそうで、馬でないと行けない場所だそうです。
これは、大草原で馬に乗るいい機会かもしれませんね。
以上、今回は映画『キングダム』のロケ地や撮影場所についてまとめました。
映画『キングダム』無料視聴方法
映画『キングダム』の動画を無料で視聴する方法についてまとめました。
まとめ
- 中国ロケの撮影場所は象山影視城の春秋戦国時城
- 富士山資料館と須山里木蕎麦畑では里典の家を完全再現
- 竹林シーンの若山農場では『るろうに剣心』のロケ地にもなった
- 信と朱凶のバトルシーンのロケ地である千葉県の鋸南町は都心に近いリゾート地
- ”避暑地”の雄川の滝は鹿児島県南大隅町にある絶景スポット
- 岩壁が印象的な神々溝はパワースポットとしても有名
- ランカイと戦ったシーンの撮影場所は宇都宮市の大谷資料館・地下採掘場跡
- 大草原シーンは熊本県阿蘇市の夢☆大地グリーンバレー
コメント