2019年に公開された映画『カツベン!』は、映画がまだサイレントだった時代に、活動弁士をめざしていく男性を描いていくというコメディです。
今回の記事では、映画『カツベン!』のフル動画を無料視聴する方法や作品についてご紹介いたします。
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映画『カツベン!』作品情報
子供の頃、活動写真小屋で見た活動弁士に憧れる染谷俊太郎。心を揺さぶる活弁で観客を魅了したい、と夢を抱き続ける彼は、今では偽弁士として泥棒の片棒を担いでいた。そんなインチキに嫌気が差した俊太郎は一味から逃亡し、小さな町の映画館へ流れ着く。
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キャスト
- (染谷俊太郎)成田凌
- (栗原梅子(沢井松子))黒島結菜
- (山岡秋聲)永瀬正敏
- (茂木貴之)高良健吾
- (安田虎夫)音尾琢真
- (定夫)徳井優
- (金造)田口浩正
- (耕吉)正名僕蔵
- (浜本祐介)成河
- (内藤四郎)森田甘路
- (二川文太郎)池松壮亮
- (橘琴江)井上真央
- 城田優
スタッフ
- 監督 周防正行
- 音楽 周防義和
- 脚本 片島章三
- 製作 村松秀信、木下直哉、亀山慶二、水野道訓、藤田浩幸、間宮登良松、宮崎伸夫、小形雄二
映画『カツベン!』ネタバレあらすじ
舞台となるのは大正時代。
主人公の染谷俊太郎は、活動弁士が好きでした。
山岡秋声という活動弁士が好きだった染谷俊太郎は、みずからの近所で映画が撮影されているなか、トラブルに巻き込まれてしまうことに。
いたずらをしたせいで、警察から追い回されてしまうことになったのです。
栗原梅子という少女に助けられたものの、染谷俊太郎は、たまたま映画に映ってしまうのでした。
染谷俊太郎は、その後、映画が街で公開されることになったため、みずからが出演した作品を観ることになります。
やがて染谷俊太郎は、栗原梅子と親しくなっていきました。
染谷俊太郎は活動弁士に、栗原梅子は女優になる夢を語っていきます。
ところが、栗原梅子は、染谷俊太郎の街を去ってしまうのでした。
活動弁士としての出発
さて、染谷俊太郎は成長し、活動弁士になったものの、安田虎夫という詐欺師とともに、山岡秋声のふりをしてやっていたのです。
染谷俊太郎が活動弁士として働いているすきに、映画で人がいなくなった家を、彼の仲間が空き巣で狙うという犯罪に加担していたのでした。
もっとも、警察にマークされた染谷俊太郎は、家業から足を洗って、青木館という芝居小屋に世話になることに。
ところが、その青木館には、なんと、件の山岡秋声がいたのです。
とはいえ、山岡秋声はすっかり、アルコール依存症状態なのでした。
おまけに、青木館では、人気活動弁士の茂木貴之が、こともあろうに、タチバナ館から引き抜かれかけていたのです。
一方、染谷俊太郎は、浜本祐介という映像技師と懇意になっていくのでした。
染谷俊太郎の災難
さて、山岡秋声が姿を見せなくなってしまって、他の青木館の活動弁士も頼りになりません。
そこで染谷俊太郎は、山岡秋声に代わって活動弁士をすることになって、結果は大成功。
もっとも、その後、当の山岡秋声が帰って来て、注意され、活動弁士としての指導を受けることに。
そうこうしているうちに、染谷俊太郎は、本当に人気の活動弁士に成長していきました。
青木館も好評になったものの、あの安田虎夫がタチバナ館の手先になっていて、染谷俊太郎の金を奪おうと動き出します。
一方、栗原梅子は、沢井松子の名義で女優になっていて、染谷俊太郎と再会しますが、茂木貴之に世話になっていました。
そんななか、安田虎夫らが染谷俊太郎を襲撃し、このせいで彼は声が出なくなってしまいます。
安田虎夫との対決
すると、栗原梅子が染谷俊太郎を助けてくれました。
このおかげで声が出ないなか、なんとかピンチを切り抜けることができた、染谷俊太郎。
やがて栗原梅子は染谷俊太郎に駆け落ちを持ち掛けます。
染谷俊太郎はこの話を断ったものの、悩んでいきます。
その後、染谷俊太郎は、安田虎夫から金を持ってくるよう言われますが、すでに持ち去られていました。
さらに安田虎夫は、栗原梅子をさらって、あらためて金を要求。
おまけにタチバナ館の連中によって、青木館は襲われてしまったのです。
映画のフィルムも荒らされてしまって、困った染谷俊太郎は、浜本祐介の協力を得て、なんとかピンチを潜り抜けることとなりました。
その後、染谷俊太郎は、栗原梅子を安田虎夫から取り戻します。
映画『カツベン!』ラストの結末
染谷俊太郎が活動弁士をしていると、安田虎夫が拳銃を撃ち、さわぎになってしまいます。
さらに映画のフィルムが燃えてしまって、青木館も火事に遭ってしまいました。
こうして、安田虎夫、おまけに警察からも追われるハメになってしまう、染谷俊太郎。
安田虎夫に殺されかけながら、かろうじて助かったものの、染谷俊太郎は警察に捕まってしまいました。
青木館は、火事で焼け落ちますが、安田虎夫が奪おうとしていた金が手に入ったおかげで、なんとか救われることになったのです。
栗原梅子は、映画監督の二川文太郎に引き抜かれました。
一方、染谷俊太郎は、刑務所のなかでも、あいかわらず活動弁士をしていて、そこに栗原梅子がこっそり差し入れにやって来るのでした。
映画『カツベン!』感想
活動弁士を主人公にした映画とくれば、ふつうは、やっぱり、かなりロマンティックなイメージを持たれるに違いありません。
もっとも、映画『カツベン』は、コメディタッチとはいえ、ずいぶん予想外の展開もあって、目が離せない感じでしたね。
ヒューマンドラマの趣もあるものの、ロマンスやサスペンスの要素もあって、いろんな層の視聴者が楽しむことができる作品ではないかと思います。
まだご覧になっていないという方は、この機会にぜひ、堪能してみてはいかがでしょうか。
映画『カツベン!』視聴者の声
大正時代が舞台なのですが、その雰囲気がすごくよく出ていました。
オープングは活動写真ロケ風景で、そこの雰囲気もよかったです。
活動写真のロケってこういう感じだったんだってのがわかります。
今なら、波の音がとか電車の音がとかありますが、そういうのはないから太陽待ちとかそんな感じだったんですね。
主役の俊太郎は活動弁士を夢見ているけど、簡単にはなれなくて詐欺の手伝いとして弁士をしている男です。
その彼が、警察やら詐欺グループに追われて古びた映画館に逃げ込み、そこで伝説の弁士と出会うという話です。
俊太郎は弁士を目指しているだけあって、弁がたつし、弁士へのあこがれも見てとれて面白い男でした。
俊太郎役の成田凌さんは、それはもうはまり役ですばらしかったです。
彼はちょっと変わった役がよく似合うなと思いました。
落ちぶれた弁士役は永瀬正敏さんで、思ったより活躍しなくて残念でした。
詐欺の話も大きい話だから仕方ないけど、もう少し、永瀬さんにスポットライトを当ててほしかったです。
詐欺グループを追う警察役は竹野内豊さんでした。
彼は、顔は男前ですが、間抜けな役が似合うようになってきたなと思います。
彼の魅力がよく出ていました。
というように、キャスト陣はとても魅力的でした。
お話はちょっとなかだるみだったし、よくわからない展開もありました。
でも、映画愛にあふれていていい映画でした。【30代女性】
映画そのものの歴史を知れる痛快なコメディ作品
まだ映画に音がない時代、今では考えられないが昔は当たり前であったその時代にスポットを当てた作品です。
活動弁士という映画に声を吹き込み海外とは違った視点で映画を提供した職業をこれでもかというぐらい詳細に描いた物語です。
主人公は活動弁士(通称・カツベン)を夢見る青年で、有名カツベンの成りすましをしているというところから始まります。
そしていつしか自分の舞台を手にいれ有名になっていくのですが、過去の罪により最後は捕まります。
しかし偽物とは言え成田さん演じる主人公のカツベンに映画館の大衆は作中でも実際の映画館でも魅了され、日本にカツベンがいたということ、日本にはサイレント映画だけではない映画文化があったのだと知らしてくれるそんな作品です。
カツベンという今では聞きなれない言葉ですが、戦前のそう遠くない古き良き時代を体感できる良質な作品だと感じました。
コメディタッチで描かれていますので誰でも楽しく鑑賞することができます。
登場人物を演じておられる方々も非常に魅力的で当時の人物のように見事に演じてくださっています。
最後まで見れば(特に最後の獄中でのカツベン)この作品の素晴らしさを皆さまもわかると思います。【20代男性】
活動弁士と呼ばれる職業が流行っていた時代があったのですね。
音無し映画だと抽象的すぎて手を出しにくいから、説明したい人に説明させようというざっくりとした考えを実行していたなんて、驚きです。
音無し映画のような繊細なものを語るのは暗黙のルールで禁止されているのかと思っていました。
しかし、このやり方は送り手・受け手が互いにウィンウィンなのが良いですね。人気のある職になるのも理解出来ます。
しかし活動弁士の人口が増えていくほどに、個人の人気に差が出てくるのは仕方ないですよね…。
表現者に何か惹きつけるものがなければ、自身の感想を熱く語るだけの人になってしまいます。主人公は人気の無い方でした。その為周りにいる活動弁士も、もれなく人気がありません。
しかし人気商売であるのに、需要がなくたって続けるという道を選択出来る人は、全員癖が強めです。
この作品は、登場人物の個性溢れたキャラクターが魅力的だと思います。
キャスト陣も、時代背景に合っている和服が似合う方々ばかりで、違和感がありません。
タイトルと主人公を演じた方に対してなんとなく貧相なイメージを感じていた為に、今まで手を出していなかったのですが、視聴してみると大分豪華な演出で、内容も面白かったです。
コメディ要素が強めで、主人公を応援したくなるような良い作品でした。【20代女性】
映画の冒頭で活動弁士にあこがれていた男の子と、映画女優にあこがれていた女の子が、弁士と女優となって1925年に再会します。
この物語が1925年のできごととされているということは重要であると思います。
無声映画の人気は絶頂にあり、トーキーの出現はまだ数年を待たなければなりません。日本映画のトーキー化はさらに数年を要します。
ただ一人の登場人物をのぞいて活動弁士の意義に疑いをもっていません。
そのただ一人、永瀬正敏演じる今は飲んだくれの弁士、主人公・俊太郎(成田凌)の少年時代のあこがれの人物だった人がこの映画に深みをもたらしています。しゃべらない弁士になってしまった彼。
映画は弁士がいなくても完全なのだ、なぜ弁士が必要なのか、という当然の問いを立てます。
この問いかけについて、日本映画は既に弁士の存在を前提としていたという歴史的な疑義を申し立てることはできましょうが、例えば小津でも成瀬でも溝口でも傑出した監督の作品を見れば弁士なしで完璧と思わざるを得ません。
青木館が焼けた時に歩き去っていく永瀬正敏の姿は、一人の弁士の引退だけでなく、弁士という職業そのものの日本文化のメインストリームからの退場を予言していると言えましょう。
刑務所で俊太郎は面会に来た梅子(女優)に聞かせるべく、映画「ジゴマ」の活弁をやって囚人たちの拍手喝さいを浴びます。
映画の上映なしにです。
これは弁士の芸が、映画と独立して存在しうる語り芸であることを示してしまっているでしょう。【50代男性】
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