今回は『カイジ(映画)』の作品順と見る順番をまとめ、さらに各作品のギャンブルゲームの内容について解説しました。
大人気の『カイジ(映画)』シリーズ。
2020年1月には最新作『カイジ ファイナルゲーム』が公開されました。
そこで「どの順番で見るのが正解?」という疑問に答え、さらに『カイジ(映画)』の見どころとなっている、ギャンブルゲームについても詳しく解説します。
これを読めば、『カイジ(映画)』シリーズの知識はばっちり完璧です。
カイジ(映画)の作品順まとめ
『カイジ(映画)』シリーズは、1996年から『週刊ヤングマガジン』で連載された、福本伸行さんの漫画『賭博黙示録カイジ』が原作になっています。
「ざわ…ざわ…」、「キンキンに冷えてやがる!」、といったいくつもの名言も生み出したカイジ。
原作漫画は人気により熱狂的なファンを獲得し、2007年にはアニメ化、そして2009年からは映画化されました。
『カイジ(映画)』を見る順番(作品順)は?
それでは『カイジ(映画)』シリーズの見る順番(作品順)から見ていきましょう。
『カイジ(映画)』シリーズは2020年に公開されたばかりの最新作『カイジ ファイナルゲーム』を含めて、全3作あります。
- 第1作:『カイジ 人生逆転ゲーム』
- 第2作:『カイジ2 人生奪回ゲーム』
- 第3作:『カイジ ファイナルゲーム』
このような感じです。
おすすめの見る順番は、第1作の『カイジ 人生逆転ゲーム』から、公開順に見る方法になります。
特に、第1作『カイジ 人生逆転ゲーム』は大ヒットしたことから、何回も『金曜ロードショー』でも放送されました。さらに、中国でリメイクもされています。
主演の藤原竜也さんにとっては、演技スタイルとカイジの激情ぶりがぴったりフィットし、まさにはまり役。
『カイジ(映画)』シリーズの大ヒットによって、藤原竜也さんには”クズ役”のオファーも増えていきました。
まだ『カイジ(映画)』についてよく知らないという方にとっても、文句なしに楽しめる内容となっているので、第1作『カイジ 人生逆転ゲーム』から順番に見ていくのがおすすめです。
そして、最近ではレンタルでなくても、動画配信サービスでも映画が見れますよね。
例えばU-NEXTでは、第1作『カイジ 人生逆転ゲーム』と第2作『カイジ2 人生奪回ゲーム』が配信されています。
加えて、U-NEXTには、無料で『カイジ(映画)』を視聴できるお得な方法もあります。
気になった方は、ぜひU-NEXTで『カイジ(映画)』を無料でお楽しみ下さい。
『カイジ(映画)』各作品の概要
『カイジ 人生逆転ゲーム』
主要キャスト
- 伊藤カイジ(開司):藤原竜也
- 遠藤凛子:天海祐希
- 利根川幸雄:香川照之
- 船井謙次:山本太郎
- 石田光司:光石研
- 大槻太郎:松尾スズキ
- 佐原誠:松山ケンイチ
- 石田裕美:吉高由里子
第1作『カイジ 人生逆転ゲーム』は、2009年10月10日公開に公開されました。
原作漫画の一部が基本となっていますが、映画版ではアレンジが施されています。
例えば、遠藤は性別が女性になり、天海祐希さんが演じました。
また、原作者の福本伸行さんも黒服で出演されています。
ストーリー
自堕落な生活を送るフリーター・カイジ(26歳)は、友人の連帯保証人になってしまいました。
これが原因で多額の借金を背負ってしまったカイジは、一夜にして大金を手にできるクルーズ船「エスポワール号」に乗り込みます。
しかし、乗ったら最後、船の中では”人生逆転”を賭けた異常なギャンブルが行われていたのでした。
『カイジ2 人生奪回ゲーム』
主要キャスト
- 伊藤カイジ:藤原竜也
- 一条聖也:伊勢谷友介
- 石田裕美:吉高由里子
- 利根川幸雄:香川照之
- 坂崎幸太郎:生瀬勝久
- 村上保:柿澤勇人
- 黒崎義裕:嶋田久作
第2作『カイジ2 人生奪回ゲーム』は、2011年11月15日に公開されました。
原作の「チンチロ」と「沼」編をベースにしながらも、映画向けに大幅なアレンジが加えられています。
脚本には原作者の福本伸行さんも加わっており、前作に引き続き大ヒットを記録しました。
ストーリー
前作で、借金を返済したはずだったカイジ。
しかし、またもや借金まみれになり、地下労働場で強制労働することになります。
ギャンブルの勝利で2週間の外出許可を得たカイジでしたが、同時に裏カジノと「沼」と呼ばれる謎のギャンブルの存在を知ります。
借金を帳消しにするため、カイジは裏カジノに足を踏み入れますが、「沼」は想像を超える恐ろしさで…。
『カイジ ファイナルゲーム』
主要キャスト
- 伊藤カイジ:藤原竜也
- 高倉浩介:福士蒼汰
- 桐野加奈子:関水渚
- 廣瀬湊:新田真剣佑
- 黒崎義裕:吉田鋼太郎
- 大槻太郎:松尾スズキ
- 坂崎幸太郎:生瀬勝久
『カイジ(映画)』シリーズの第3作にして最新作の『カイジ ファイナルゲーム』は、2020年1月10日に全国で公開となりました。
前作から9年ぶりとなり、多くの注目を集めています。
『カイジ ファイナルゲーム』は、原作者・福本伸行さんによる、完全オリジナルのストーリーです。
劇中に登場するゲームも、本作のみのオリジナル。
原作ファンからも、『カイジ ファイナルゲーム』に期待する声が多く寄せられました。
ストーリー
舞台は、東京オリンピック終了後の2020年。
日本は、急速に不景気となっていました。格差は広がり、金持ちが貧乏人を否応なく虐げます。
1000円になったビールをあおるカイジでしたが、そこで富豪の老人が開く一獲千金イベントの存在を知りました。
はじめは意に介さないカイジでしたが、”バベルの塔”と呼ばれるギャンブルに挑むことになるのです。
各作品のギャンブルゲーム内容
続いては、『カイジ(映画)』シリーズに登場するギャンブルゲームの内容について、詳しく見ていきましょう。
少々ネタバレも含んでいますので、お気をつけて読み進めて下さい。
『カイジ 人生逆転ゲーム』
限定ジャンケン
- プレイヤーには「星バッジ」3つと「ジャンケンカード(グー×4、チョキ×4、パー×4)」12枚が配られる(借金で手に入れる)
- ジャンケンで勝利すると「星バッジ」が手に入るが、負けると失う
- 12枚のカードを消費した時点で「星バッジ」を3つ以上持っていれば生き残り確定
- 生き残ると”乗船前”の借金が帳消しになる(ゲームのための借金は残る)
- 敗者は”地下帝国”と呼ばれる強制労働所に送られてしまう
「限定ジャンケン」は、名前のポップさからは程遠い、人生を賭けたゲームです。
心理戦に勝たなければなりませんが、人間の醜さが溢れ出てきます。
さらに”裏ルール”も存在し、カイジはどのように立ち向かうのでしょうか。
ブレイブメンロード
- ビルとビルの間に鉄製の細い橋が渡してある
- 無事に渡り切ればいいが、橋には電流が流れる細工が施されている
- 渡ると1000万円獲得
- 99%の確率で落下する
- 勝ったとしても、「限定ジャンケン」の借金を差し引くと数十万円しか残らない
カイジと言えばこれ、というほど有名なゲームがこの「ブレイブメンロード」です。
カイジに詳しくなくても、これは見たことがあるという方も多いでしょう。
ルールはシンプルで、ビルの間の橋を渡るだけ。
しかし、この鉄製の細い橋には電気が流れる仕組みとなっているのです。
ほぼ不可能なギャンブルを前に、他の挑戦者はなすすべなく次々と落下していきます。
カイジの運命やいかに。
Eカード
- 「皇帝」と「奴隷」に分かれて争う1VS1のカードゲーム
- プレイヤーには、”皇帝”1枚、”市民”8枚、”奴隷”1枚のカードが渡される
- カードはそれぞれ地位によって強さが異なる(皇帝>奴隷)
- 勝てば5億円、負ければ”地下帝国”へ
- 最後の相手は利根川(香川照之)
『カイジ 人生逆転ゲーム』のクライマックスは、カイジと利根川の一騎打ち、「Eカード」というゲームでした。
皇帝、市民、奴隷のカードを1枚ずつ出し合い、3ターンで勝敗を決めます。
運命の決戦に挑んだカイジでしたが、ゲーム開始から早々に窮地に追い込まれてしまいました。
そして、カイジは利根川の策略に気づき…。
『カイジ2 人生奪回ゲーム』
地獄チンチロ
- 3個のサイコロを振り、出た目が強い方の勝利
- カイジは地下労働場からの”外出券”を買うためのお金を稼ぐのが目的
- ペテン師の大槻(松尾スズキ)が取り仕切っており、日頃からイカサマで巻き上げている
最初のゲーム「地獄チンチロ」は、地下労働場からの外出券を買うために、カイジが挑んだゲームです。
3個のサイコロを振って、出た目が強ければ勝ちなのですが、カイジは大槻のイカサマをどのように見破るのでしょうか。
人喰い沼
- 裏カジノにある巨大なパチンコ台
- 当れば10億円
- パチンコの玉は1個4000円と超高額
- 3段全てに玉を通せば10億円
- しかし、”沼”には当たらない仕掛けがある
地下労働場から外出できたカイジでしたが、仲間全員を救うには2億円が必要でした。
そこで挑戦するのが、この「人喰い沼」です。
当たれば10億円という巨大なパチンコ台ですが、裏カジノは鉄壁の仕掛けで当らないように細工を施しています。
姫と奴隷
- 「姫」、「ライオン」、「ライオン」が入った檻が3つある
- 3つの檻は、「奴隷」のカイジを取り囲むように設置されている
- 3つの檻から、開けたい扉の番号を選ぶだけ
- 姫ならクリア、ライオンなら…
- 観客は皆”姫”の番号を知っているが、簡単に信用できない
「姫と奴隷」は、原作者の福本伸行さんが『カイジ2 人生奪回ゲーム』のためだけに考えたオリジナルゲームです。
原作にもないため、ファンにとってはうれしいサプライズとなりました。
ルールは簡単ですが、誰を信用していいか分からない中での、心理戦が繰り広げられます。
ストーリー上でも重要なのですが、ぜひ『カイジ2 人生奪回ゲーム』を見てお確かめ下さい。
『カイジ ファイナルゲーム』
最後は最新作『カイジ ファイナルゲーム』からですが、こちらはネタバレ一切なしとなります。
『カイジ ファイナルゲーム』のギャンブルゲームは4つあることが分かっています。
そして、全てがこの映画のための完全オリジナルです。
- バベルの塔
- 最後の審判
- ドリームジャンプ
- ゴールドジャンケン
名前だけでは、正直想像できませんよね。
ただカイジのゲームですから、どれもクレイジーそうですよね。
そして、原作者・福本伸行さんが『カイジ ファイナルゲーム』のためだけに考えたということなので、きっと期待を裏切らないクオリティとなっていることでしょう。
どのような内容なのかは、ぜひご自身で『カイジ ファイナルゲーム』をご観覧になってお確かめ下さい。
以上、今回は『カイジ(映画)』の作品順と見る順番をまとめ、さらに各作品のギャンブルゲームの内容について解説しました。
まとめ
- 『カイジ 人生逆転ゲーム』→『カイジ2 人生奪回ゲーム』→『カイジ ファイナルゲーム』の順番で見るのがおすすめ
- カイジは1996年から連載された漫画が原作
- 『カイジ(映画)』は、原作にアレンジが加えられている
- 『カイジ2 人生奪回ゲーム』の「姫と奴隷」ゲームは映画オリジナル
- 『カイジ ファイナルゲーム』の4つのギャンブルゲームは全部映画オリジナル
- ギャンブルゲームの過激さとイカサマを見抜いて勝利するカイジの活躍が見どころ
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