スティーヴン・キングの「IT」というミステリーホラー小説が原作。
幾度か映画化されているが、本作は2017年に公開された「IT “それ”が見えたら終わり」の続編となり、完結編となっている。
今回の記事では、映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のフル動画を無料視聴する方法や作品についてご紹介いたします。
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映画『IT/イット THE END』作品情報
子供の頃、アメリカの田舎町デリーで巻き起こった子供をターゲットにした謎の失踪事件を追う「ルーザーズクラブ」の面々が、幼い頃の約束通り、再び27年後に集い連続殺人鬼ピエロのペニーワイズを倒すという目的を果たすため、各々奮闘する。
小さな田舎町で再び起きた連続児童失踪事件。幼少時代に“それ”の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に固く誓いあった約束を果たすため、町に戻ることを決意する。だが、“それ”はより変幻自在に姿を変え、彼らを追い詰めていく。
出典:U-NEXT
キャスト
- (ビル・デンブロウ)ジェームズ・マカヴォイ
- (ベバリー・マーシュ)ジェシカ・チャステイン
- (リッチー・トージア)ビル・ヘイダー
- (マイク・ハンロン)イザイア・ムスタファ
- (ベン・ハンスコム)ジェイ・ライアン
- (エディ・カスプブラク)ジェームズ・ランソン
- (スタンリー・ユリス)アンディ・ビーン
- (ペニーワイズ)ビル・スカルスガルド
- (ビル(1989年))ジェイデン・マーテル
- (スタンリー(1989年))ワイアット・オレフ
スタッフ
- 監督 アンディ・ムスキエティ
- 原作 スティーヴン・キング
- 音楽 ベンジャミン・ウォルフィッシュ
- 脚本 ゲイリー・ドーベルマン
- 製作 バルバラ・ムスキエティ、ダン・リン、ロイ・リー
映画『IT/イット THE END』ネタバレあらすじ
田舎町デリーに住む、通称「負け犬集団」こと「ルーザーズクラブ」の6人は、奇怪な殺人ピエロ、ペニーワイズを一度は撃退した。
だが27年周期で再び現れる事を知り、血の誓いを立て「またデリーで落ち合い、皆でペニーワイズの息を今度こそ止めよう」と約束した。
約束の27年後、すっかり大人になった皆の心境はそれぞれだった。
デリーでペニーワイズの動向をずっと調べていたマイク。
売れない脚本家になっていた元リーダーの吃音の男性ビル、幼い頃、実父から虐待を受け、配偶者からもDVを受け逃げた女性ベバリー。
昔はデブの虐められっ子だったのに今は社会的にも成功しているマッチョのベン。
人気コメディアンとして成功していた、恐ろしくペニーワイズを怯えるお調子者リッチー。
実母に過保護にされ、妻にも干渉され続けている弁護士エディ。
そしてユダヤ人の教徒だったスタンリーは自宅で自殺した。
スタンリーを失い、悲しみに暮れる6人は、マイクの呼びかけでデリーの街で再び「子供の失踪事件」が始まっている事を知り、集まる事となる。
それぞれの事情とトラウマ、そしてどうしても隠したい秘密。
心の隙間を狙う様にペニーワイズは歪な形となり、ルーザーズクラブに襲いかかる。
心の弱味、みーえちゃった!
謎のピエロ…というか化け物ですが、ペニーワイズという存在はルーザーズクラブの皆に、異常なまでに執着し「恐怖」を見せたものを食らうことで、生き続ける悪魔のような奴。
ルーザーズクラブの面々はそれぞれ、家庭や自らの身体などコンプレックスの塊の様な子供達ばかりだった、そこを彼は突こうとしたが、それを皆の団結で克服しペニーワイズを井戸の底へ沈め一度は終わらせた。
だがデリーの街に戻って来た大人になった5人は改めてペニーワイズの幻想を見せられ、己の過去と弱さに向き合う事となる。
おまけに幼い頃にいじめっ子だったパワーズも刑務所から脱走して、ルーザーズを殺そうと追いかけてくる。
6人は自分の問題と恐怖に打ち勝てるのだろうか。
ビルとベバリー、そしてベン
本作は、前作にも登場した子供時代の”ルーザーズ”と、大人になった”ルーザーズ”を交互に映し出す方法で進行してゆく。
かつてビルとベバリーは惹かれ合っていた。
だがベンはずっとベバリーに想いを寄せていて、彼女の危機に人工呼吸までする勇気も持ち合わせていた。
ベバリーが父との問題で悩み、ペニーワイズの瞳を見つめた事で6人が死ぬという未来を見た苦しみにも、必死で寄り添おうとするが、彼女が最後に選んだのはビルだった。
淡い三角関係の恋模様も本作の見所のひとつとなっている。
リッチーがどうしても隠したかった”想い”
本作で一番驚かされたのは、下品な事ばかり口にするお調子者”リッチー”の秘密だ。
彼はエディといつも行動を共にし、腐れ縁の様な仲だった。
だがエディが現在は妻の尻に敷かれまくっている事や、大人になっても何も変わっていない”根底”を目にし嬉しそうだった。
だが、ペニーワイズは昔から気づいていた、彼の大きな秘密に。
いじめっ子パワーズにゲームセンターで「失せろ!オカマ!」と馬鹿にされ、悔しげに去る後ろ姿を、まざまざと思い出させられ、大人になったリッチーは恐れ戦く。
最後の死闘でエディが亡くなった事で彼は錯乱し悲しみ苦しむ。
思い出の木の橋で、彼は「R・E」と強くナイフで刻む。
彼が恋愛感情としてエディに想いを寄せていた切ない想いが爆発するシーンは心動かされる。
実は前作からリッチーは多々、エディへフラグを立てていた事は、前作を見直すと気づくというカラクリも面白い。
映画『IT/イット THE END』ラストの結末
マイクが長年調べて来たペニーワイズに対抗する方法とは、”それ”が持つ”デッドライト”という3つの光を、先住民の壷に閉じ込め封印する事だった。
その為にはルーザーズクラブそれぞれの子供の頃の「思い出の品」が必要なのだと知り、各々街へ出かけ自分の過去と向き合う。
だが彼らの前に歪んだ形で、ペニーワイズは殺意を持ち近づいて来た。
ベバリーは「ベンからもらったポストカード」、リッチーはマイノリティの苦い過去が詰まっている「ゲームセンターのコイン」、ベンは唯一ベバリーだけが書いてくれた「イヤーブック」、マイクはかつて自分が投げた「石」、そしてビルは弟ジョージの為に折った「船」、それぞれを燃やし儀式の仕度は整った。
だがマイクは命も捧げる必要があることを伝えていなかったことで、醜く変形したペニーワイズは強大になり6人に襲いかかった、エディがリッチーを助ける為に重傷を追い、息を引き取った。
ペニーワイズに罵詈雑言を浴びせ彼に恐怖を浴びせる5人。
するとみるみるペニーワイズは小さく縮まり、ビルは心臓らしき物体を握りつぶす。
ペニーワイズはこうして消えていった。
その後、ベバリーとビルは結婚し、各々は自分の生活に戻った。
リッチーはエディとの思い出の地を訪れ、ナイフで互いのイニシャルを、涙を流しながら刻むのであった。
映画『IT/イット THE END』感想
前作の「子供ルーザーズクラブ」がとても素晴らしかったので、今回も出演してくれて本当に嬉しかったです。
「大人ルーザーズクラブ」も役者さんが子供のキャストととても良く似ていて(ベンは大分変わったけど)どちらも見応えがありました。
個人的には凄く怖い存在の「ペニーワイズ」も好きなので、どんな風に驚かせてくるのかワクワクしていました。
空を飛んじゃったり、大きく変形したり、最後は蜘蛛の化け物になったり…と色々ありましたが、最後やられてしまう際にはほぼ素顔のような容貌になっていてどきっといたしました。
というのも、前作のメイキング映像で、ペニーワイズ役のビル・スカルスガルドのイケメンさに撃ち落とされた一人です。
あんなに怖かったのに、あんなに凄いイケメンが隠れていたなんて!と驚きました。
ご家族も全員役者さんのご一家で、スウェーデン育ち。
最近は女の子がパートナーとの間に生まれ、幸せ一杯です。
是非今作で気になられた方は、他の作品もお勧め致します。
今回でルーザーズクラブやペニーワイズと別れてしまう事は、寂しいですが既に「IT」がきっかけで人気が出ている子供達もいます。
彼らのこれからも活躍に期待をしていきたいです。
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