今回は、映画『イップマン』シリーズの見る順番から、各作品についても詳しく解説しました。
カンフーアクション映画の人気シリーズ、『イップマン』。
ブルース・リーやジャッキー・チェン好きの方なら、絶対におすすめの香港映画です。
2020年5月8日(金)には、最新作『イップマン 完結』の公開も控えています。
最近では、U-NEXTなどでも映画が見られますから、ぜひこの機会に『イップマン』をおさらいしていきましょう。
映画『イップマン』を見る順番
まずは、先に映画『イップマン』シリーズを見る順番から詳しく解説していきましょう。
①映画『イップマン 序章』(2008年)
↓
②映画『イップマン 葉問』(2010年)
↓
③映画『イップマン 継承』(2015年)
↓
④映画『イップマン 外伝 マスターZ』(2018年)
↓
⑤映画『イップマン 完結』(2019年)
こうなります。
まとめると、「序章→葉問→継承→外伝→完結」の順番です。
映画『イップマン』の”正”シリーズは、全4作。
2018年にアジアで公開された「外伝」は、唯一のスピンオフ作品となっています。
そのため、番号を振ると、「序章」が1、「葉問」が2、「継承」が3、そして「完結」が4です。
「外伝」は、第3作の「継承」の後のお話。
主人公も外伝だけ、「継承」のライバル役であるチョン・ティンチとなっています。
ここまでは、映画『イップマン』シリーズを見る順番について紹介しましたが、そもそも『イップマン』って何?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
映画『イップマン』シリーズは、香港のカンフーアクション映画です。
2008年に第1作「序章」が公開されると、香港以外の中国といったアジアを中心に大ヒットを記録。
主演を務めるドニー・イェンは、『イップマン』シリーズによって押しも押されぬアジアの大スターとなりました。
日本で『イップマン』シリーズが公開されたのは2011年のことで、第2作の『葉問』からでした。
同じ2011年には第1作も公開されています。
映画『イップマン』シリーズは、日本のカンフー・香港映画ファンの心もがっちりと掴みました。
映画『イップマン』シリーズは、あのブルース・リーがただ一人、師匠と仰いだイップマン(葉問)が主人公のアクション大河シリーズ。
そう、イップマンは、実在の人物なのです。
映画『イップマン』シリーズは、時代背景も細かく描かれた深みのあるストーリーに加え、最先端のカンフーアクションが見どころとなっています。
ブルース・リー、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、ジェット・リー。
この香港映画の大スターたちにピンと来た方なら、絶対に映画『イップマン』シリーズを見るべきでしょう。
最近では、U-NEXTをはじめとする、動画配信サービスでも映画『イップマン』を見ることができます。
新型コロナウィルスの影響と緊急事態宣言で、家にこもりがちな、今日この頃。
何かとストレスが溜まりますが、こんな時は映画『イップマン』シリーズを見て、スッキリ気分爽快といきたいものです。
また、U-NEXTには、無料で映画『イップマン』が見れるお得な視聴方法もあります。
気になった方は、ぜひチェックされてみて下さい。
各作品の紹介
続いては、映画『イップマン』シリーズの各作品について、さらに詳しく紹介していきましょう。
映画『イップマン 序章』(2008年)
大ヒットカンフーアクション映画『イップマン』シリーズの、記念すべき第1作です。
物語の舞台は、1935年の中国・広東省仏山市。
街には数多くの道場が軒を連ね、日々カンフーの腕を競い合っている、武術の里です。
主人公のイップマン(葉問)は、詠春拳(えいしゅんけん)と呼ばれるカンフーの使い手。
腕自慢たちが次々に挑戦しに来ますが、仏山市にはイップマンの敵はいません。
しかし、時代はちょうど日中戦争がはじまる頃。
イップマンが暮らす平和な仏山市にも日本軍がやって来るのですが…。
『イップマン 序章』には、空手の達人・三浦将軍役で池内博之さんも出演されています。
映画『イップマン 葉問』(2010年)
映画『イップマン』の第2作になります。
前作から舞台は移り、1949年の香港。
イップマンは、妊娠している妻と共に、終戦後の当時イギリス領だった香港に移住してきました。
しかし、生活はとても厳しく、極貧状態。
子供が生まれることもあり、イップマンは何とか生計を立てなければなりませんでした。
そこで、詠春拳の達人であるイップマンは、武館を開くことにします。
次第に門下生が増えていったイップマンでしたが、香港では他の門派の師匠に認められなければなりません。
そのため、イップマンは、師匠たちからの挑戦を受けて立つのでした。
生活が苦しいイップマンは、それはそれは切実。
何かと、「まずは稽古代を…」と口にするほどです。
ただ、それでもカンフーアクションは健在です。
新たな敵との戦いは、ファン大興奮の充実度となっています。
ちなみに、「序章」と「葉問」のアクション監督は、往年の香港スターのサモ・ハン・キンポーでした。
映画『イップマン 継承』(2015年)
『イップマン』シリーズ第3作になります。
前作「葉問」から4年後の、1959年香港。
イップマンは、長男・準と次男・正という二人の息子に恵まれていました。
長男・準は就学のため中国・仏山市に行かせ、次男と妻との3人暮らしです。
武館も好調で、イップマンは地域住民から慕われるようになっていました。
ある日、イップマンは同門の後輩であるチョン・ティンチと再会します。
チョン・ティンチは武館を開く夢を持ているものの、生活が苦しく賭け闇試合に出ていました。
さらに、この賭け闇試合を取り仕切るアメリカから来た地上げ屋は、何とイップマンの子供たちが通う学校の土地開発を目論んでいたのでした。
この賭け闇試合の黒幕である、アメリカ人役。
これが、あのボクシングの元チャンピオン、マイク・タイソン本人の出演でした。
もちろん、イップマンとマイク・タイソン演じる黒幕・フランクのバトルは、「継承」の最も大きな見せ場の一つとなっています。
映画『イップマン 外伝 マスターZ』(2018年)
「外伝」は、「継承」のクライマックスでイップマンと死闘を演じた、チョン・ティンチ(張天志)が主人公のスピンオフ作品です。
イップマンとの戦いに敗れたチョン・ティンチは、武館を閉め、闇稼業からも足を洗います。
詠春拳も封印し、小さな食料品店を営んで、息子と静かに暮らしていました。
ところが、ジュリアとナナという二人の女性を助けたことで、マフィアに目を付けられてしまいます。
マフィアは、チョン・ティンチ親子に嫌がらせをし、彼らの静かな生活は奪われてしまうのでした。
マフィアは横暴さに加え、麻薬売買といった違法行為も行っています。
チョン・ティンチの地元にも、麻薬が蔓延し、彼はこの状況に怒りを感じるのでした。
「外伝」といえど、『イップマン』シリーズの代名詞である、派手なカンフーアクションは今作も見ごたえ十分。
「継承」で、チョン・ティンチがあまりにも魅力的なキャラクターだったことから、監督がスピンオフ作品として作ってしまったのが、この「外伝」になります。
”正”『イップマン』シリーズに、見劣りしない仕上がりの作品です。
映画『イップマン 完結』(2019年)
『イップマン』シリーズ第4作にして、完結作でもある最新作です。
予告でも、「さよなら、イップマン」とあるように、楽しみでもありながら、少々寂しさも。
「完結」の物語の舞台は、「継承」から5年後の1964年。
イップマンは弟子のブルース・リーが活躍している、アメリカ・サンフランシスコにやって来ました。
アメリカという異国の華々しさを見るイップマンでしたが、同時にそこで暮らす人々の厳しい現実も目の当たりにします。
そして、中国武術を敵視している、アメリカ海軍軍曹・バートンとの戦いに挑むことになるのでした。
しかし、人知れず、イップマンには宣告された病があったのです。
イップマンは、息子たち、人々の誇り、そして未来への思いを胸に、最後の戦いへ向かいます。
「完結」は、およそ10年に渡る、『イップマン』シリーズの集大成に相応しい仕上がりとなっているようです。
その証拠に、中国では『スター・ウォーズ・スカイウォーカーの夜明け』を押さえて、この「完結」が初登場1位となったのです。
日本での公開は、2020年5月8日(金)となっています。
U-NEXTで過去作を予習し、ぜひ最新作映画『イップマン 完結』を劇場でご覧になって下さい。
きっと、香港映画ファンには、たまらない作品となっていることでしょう。
以上、今回は映画『イップマン』を見る順番から、各作品についても詳しく解説しました。
まとめ
- 映画『イップマン』シリーズはアジアで記録的な大ヒットを記録したカンフーアクション映画
- 見る順番は、序章→葉問→継承→外伝→完結
- 外伝だけ「継承」のキャラクターを主人公としたスピンオフ作品となっている
- 主人公のイップマンは、ブルース・リーの師匠でもある実在の人物(ストーリーはフィクション)
- 「完結」の日本公開は2020年5月8日(金)の予定
- 映画『イップマン』はU-NEXTでも配信されており、無料でお得に視聴できる方法も
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