2008年に公開された、アメリカのSFアクション映画。
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映画『インクレディブル・ハルク』作品情報
軍での実験が失敗し、心拍数が上がると怪物ハルクへと変貌してしまう体になってしまったブルース。
リオデジャネイロに身を潜めましたが、ある時、軍に居所を突き止められてしまいます。
そんななか、実験に自ら志願した兵士ブロンスキーが、怪物アボミネーションへと変貌を遂げていました。
監督は、ルイ・レテリエ。
ブルース・バナー役には、エドワード・ノートン、ベティ役には、リヴ・タイラー。
ブロンスキー役には、ティム・ロス。
科学者のブルース・バナーは、ロス将軍の命令を受け、人体への放射線抵抗を研究していた。ところが、実験中に事故が発生。多量のガンマ線を浴びたブルースは、怒りを感じて心拍数が200を超えると巨大な緑色のモンスターに変身する特殊体質になってしまう。
出典:U-NEXT
キャスト
- (ブルース・バナー)エドワード・ノートン
- (ベティ・ロス)リヴ・タイラー
- (エミル・ブロンスキー)ティム・ロス
- (サミュエル・スターンズ)ティム・ブレイク・ネルソン
- (レナード)タイ・バーレル
- (ロス将軍)ウィリアム・ハート
- ピーター・メンサー
- ルー・フェリグノ
- ポール・ソールズ
- ヒクソン・グレイシー
スタッフ
- 監督 ルイ・レテリエ
- 原作 ジャック・カービー、スタン・リー
- 音楽 クレイグ・アームストロング
- 脚本 ザック・ペン
- 製作 アヴィ・アラッド、ゲイル・アン・ハード、ケヴィン・ファイギ
映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレあらすじ
若き科学者ブルース・バナーは、兵士を強化する実験に参加するも失敗し、大量の放射線を浴びた結果、全身が緑色の怪物ハルクへと変貌してしまいます。
ブラジルのリオデジャネイロに渡ったブルースは、ジュース工場で働きながら、体を元に戻す研究をしていました。
その仕事中に指を傷付けてしまったブルースは、血をたらしてしまい、その血が混じったジュースがアメリカへと出荷されてしまったのです。
するとアメリカで、ガンマ線に汚染された人間が現れはじめます。
汚染経路を辿り、ブルースの潜伏先であるジュース工場を突き止めたアメリカ陸軍のロス将軍は、特殊部隊をリオデジャネイロに送り込みます。
その特殊部隊には、最強の兵士ブロンスキーも加わっていました。
特殊部隊はブルースの部屋に踏み込みましたが、すでにブルースは街へと逃げ出した後でした。
しかしブルースは、街で職場の同僚にぶつかってしまいます。
ブルースは職場の同僚たちに追われながらジュース工場に逃げ込みました。
すると同僚たちはブルースを痛め付け、怒らせてしまいます。
ブルースの心拍数が上がり、ハルクへと変貌してしまいました。
同僚は投げ飛ばされ、駆けつけた特殊部隊がハルクに銃弾を撃ちこみますが、弾かれてしまいます。
ピザの配達を装うブルース
そしてハルクはブロンスキー以外の全員を倒し、逃げ去りました。
ハルクの強さに魅了されたブロンスキーは、軍の「スーパー・ソルジャー計画」に志願します。
グアテマラのジャングルの中で目を覚ましたブルースは、トラックをヒッチハイクして町まで移動し、メキシコのチアパスの市場で服を買い、カルバー大学まで戻ってきました。
カルバー大学にはブルースの元恋人ベティがいるのです。
そこでブルースは、ベティが今の恋人と歩いて行くのを見てしまいました。
ブルースは、顔馴染みのピザ屋の主人に会いに行きます。
そしてブルースはピザ屋の上の階に泊めてもらえることになりました。
翌日ブルースは、ピザの配達を装い、カルバー大学に潜入しデータベースを検索しましたが、実験データは消去されていたのです。
ベティと再会したブルース
そのあとピザ屋に来ていたベティは、ブルースの姿を見て追いかけ、雨のなかブルースと抱き合います。
欲しかった実験データはベティが軍から持ち出していました。
ブルースはベティからそのデータを受け取ります。
しかしベティとブルースは、軍隊に包囲されてしまいました。
そして渡り廊下に閉じ込められたブルースは、催涙弾を撃ち込まれ、ベティの目の前でハルクに変身してしまいます。
ベティはハルクに駆け寄り、ハルクはヘリの攻撃からベティの身を護りつつ逃げます。
雨が降る森の中で崖のくぼみに気を失ったベティを運び入れたハルクは、雨が止む頃にはブルースの姿に戻っていました。
ブルースとベティは、スターンズ博士の大学に行き、スターンズ博士から投薬を受けたブルースの体は元に戻ります。
アボミネーションに立ち向かうハルク
そこに軍が現れ、ブルースとベティをヘリに乗せました。
そのあとブロンスキーはスターンズ博士を銃で脅し「ブルースから取り出したものを自分に注射しろ」と言います。
注射されたブロンスキーは「アボミネーション」へと変貌しました。
そしてアボミネーションは街で大暴れします。
それを見たブルースは、ハルクに変身し、アボミネーションに闘いを挑むことを決意しました。
ブルースはヘリから飛び降り、自分の体を地面に叩き付けます。
するとブルースは、ハルクとなって立ち上がりました。
アボミネーションに立ち向かっていくハルクでしたが、アボミネーションはハルクより強く、アボミネーションはベティが乗っているヘリを、アパートの屋上に墜落させます。
そして瓦礫から鎖を取り出したアボミネーションがハルクの背後に迫りました。
映画『インクレディブル・ハルク』ラストの結末
ハルクはアボミネーションの足元を崩して、鎖を奪い取ります。
そして、その鎖をアボミネーションの首に巻きつけました。
アボミネーションは動かなくなり、ロス将軍の足元へとアボミネーションを蹴り転がしたハルクは、ヘリのサーチライトが当てられるなか、逃げるように去っていきました。
その後ベティは、カメラに残されたブルースの写真を見つめます。
ブルースはカナダのブリティッシュコロンビア州にあるベラ・クーラの山奥へと逃げ込んでいました。
ブルースは、自分自身をコントロールできるように訓練を続けていました。
一方酒場で酔っていたロス将軍のところには、トニー・スタークスが現れます。
スタークたちはあるチームを編成中であり、その事をロス将軍に伝えに来たのでした。
映画『インクレディブル・ハルク』感想
エドワード・ノートンが孤独だったり、ぼろぼろだったり、切なかったりするのがとても心惹かれます。
哀しき男のモンスター映画といった印象を受けました。
序盤では、ハルクの姿をあえて見せずに恐怖心を煽っていくあたりは、ホラーっぽくて面白いなと思いました。
それに終盤の、怪物と怪物との肉体のぶつかり合いは迫力満点で、とても楽しめましたし、大好きなシーンになりました。
ネガティブなヒーローだからこそ、愛すべきキャラクターとして応援したくもなります。
それと、ハルクが暴れまわって軍の兵器を破壊していく爽快感や、強い男と戦うことだけが生きがいとなったブロンスキーとの対決シーンでの高揚感。
そしてブルースの悩めるヒーロー像など、楽しめるところが満載で、飽きることなく観ることのできる作品になっていると感じました。
また、主人公が線の細い人物で、ナヨナヨっとした佇まいなのが、かえって変身後のハルクとの対比になっていて、良かったです。
あと、ヒロインの父であるロス将軍が、いちいち余計な命令を出すというのが面白い展開になっていて、つねにロス将軍にはイライラさせられましたが、全体を通して、楽しみながらサクサクと観ることができました。
それに雄大な自然やブラジルなどの景観が綺麗でした。
映画『インクレディブル・ハルク』視聴者の声
サム・ライミ版「スパイダーマン」がヒットした翌年、2003年にアメコミブームの流れの一つとして「ハルク」が公開されたが、5年後の2008年にキャストを一新させ、よりアクション要素を取り入れた作品が「インクレディブル・ハルク」。
劇中には「アイアンマン」のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・ジュニア)が登場するなど、マーベル・シネマティック・ユニバースの始まりの場所でもあるため、ファンにとっては感慨深い作品。
前作よりも、ハルクスマッシュを発動したり、よりアメコミ色が強く、アクションも見応えあるものになっている。
このようなアメコミヒーローものでは見かけない、演技派男優のティム・ロスが適役として登場するのは見ていて新鮮だった。
また、ハルク演じるエドワード・ノートンは気弱な青年からハルクへと変身してしまう見た目と性格のギャップがよく描かれているので、キャスティング的にも良いものであったが、残念ながらその後のマーベル作品に出演することはなかった。
マーベル・シネマティック・ユニバースの先駆けではあるが、配給会社もユニバーサルピクチャーズであったため、現在のマーベル作品シリーズの中ではスポットが当たらない作品になってしまったが、「アベンジャーズ 」などだけでは知ることのできないハルクの複雑な内情を知るためになくてはならないもの。【30代女性】
今作の映画「インクレディブル・ハルク」では非常に面白いハルク唯一の単独作品だと思います。惜しい部分を上げるとするならば主演がエドワート・ノートンなのですが、
現在でのMCUのハルクことブルース・バナー役は映画「アベンジャーズ」からマーク・ラファロさんになっています。それならば個人的にマーク・ラファロ版の「インクレ
ディブル・ハルク」かまた新しいハルクの単独作品が観たかったと思います。またこの作品では意外とアドベンチャー様式になっており主人公のハルクことブルース・バナー
は変身することに逃亡をしないといけないのでブラジルからアメリカまで様々な場所でハルクの無双っぷりが拝見出来ます。やはりハルクはこうでなくてはという暴れっぷり
が堪能出来る作品になっており、中盤でのアメリカでの大学にてブルースがハルクに変身した時には敵が米軍であり昼頃の変身だったのでMCUのハルクの全身像が観れるので
面白いです。スターク製の音響兵器や戦車でも全く気にせず「怒り」だけで暴れまわるシーンは圧巻でした。そして終盤のラスボスである原作にも登場するアボミネーション
との決闘ではハルクの必殺技である「ハルクスマッシュ」が炸裂しますしハルクのヒーロー像と哀愁が伺えるシーンなので今後のMCUには個人的にハルクの単独作品を期待し
ています。【20代男性】
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