中国の軽慶市で光る赤ん坊が生まれて以来、世界総人口の約8割がなんらかの特異体質である「個性」を持つ超人となって第五世代目の現代。
その個性を活かして敵と戦うヒーローは公的職務となりました。
中学三年生の緑谷出久(14)はヒーローのオールマイトに憧れ、彼のようにヒーローを職業にしたいと思っています。
しかし通常なら就学前に現れるはずの個性が、出久には14歳になっても現れません。
悩む出久が敵に襲われた時、偶然にも憧れのオールマイトに助けられました。
出久はオールマイトに、個性がなくてもあなたのようなヒーローになれますか?と聞きます。
1期2話「ヒーローの条件」のあらすじ
出久は個性がないからこそ、オールマイトのように誰かを助けることがとてもかっこいいと思っています。
だからヒーローになりたいと言いますが、憧れのオールマイトが変身を解くと骨と皮だけの虚弱人間が現れました。
実はオールマイトは5年前の敵との戦いで呼吸器官半壊、胃袋全摘しており、ヒーローとしての活動限界も1日約3時間が限界です。
ヒーローであることの代償は重く、常に命懸けの仕事ゆえ出久には他の職業を目指すように諭してオールマイトは帰っていきます。
現実を突きつけられてショックを受ける出久。
その頃、街中ではオールマイトが逃がしてしまった敵が爆豪勝己を人質にして暴れていました。
敵に対して有利な個性を持つヒーローはオールマイトですが、オールマイトの活動時間はすでに時間切れ。
多くのヒーローたちが手をこまねいている中、出久はヒーローになった時のために考えていた技で爆豪を助けようとします。
命を顧みない出久の行動に影響を受けたオールマイトは命がけで再び変身、敵を倒して爆豪を救いました。
事件が解決したあと、オールマイトは爆豪を助けようとした行動こそがヒーローの条件であり、出久はヒーローになれると断言してくれます。
実母に言ってほしかったけど言ってくれなかった言葉を、今この場で憧れのオールマイトが言ってくれたのです・・・!
1期2話「ヒーローの条件」のネタバレ
オールマイト
筋肉モリモリのアメリカンコミックヒーローのようなオールマイト。
ですが、実は変身時以外は常に吐血しているような虚弱体質だったのです。
戦いの最中に負った傷とはいえ、ヒーローであり続けることの重責とはこんなにも酷なものなのですね。
それでも子供や市民の夢を壊さないように耐えている姿は、変身時とは違った意味でまたヒーローなのだと思いました。
打算なく相手が言って欲しい言葉をサラッと言えるのもヒーローたるゆえんですね。
爆豪勝己
大人のヒーローたちがかっちゃんのタフさを称賛するなか、出久の真の実力を感じ取っていたのがすごいですね。
敵に飲み込まれそうになっても肉体精神ともに必死に耐えることができる力といい、彼もまた才能のあるヒーロー候補です。
今回はまだ素直になれなかったみたいですが、かと言って逆切れするわけでもなく、じっと自分の未熟さを噛みしめる冷静さも持ち合わせているのだなと驚きました。
いずれヒーロー同士で力を合わせて共闘するシーンが見たいです。
個性
かっちゃんを救うために何人ものヒーローが終結しますが、相性が悪くて誰も手も足も出ない状態でした。
どんなに強いヒーローでも個性の相性がある、という説明をうまく視聴者にわからせたエピソードだったと思います。
もっともオールマイトは一撃の風圧で天気ごと変えたのですから、相性とかどうとかというレベルを超越しているのですが・・・。
もうひとつ、敵が人間を取り込むと、その個性ごと取り込んで自分の力にできるということもわかりました。
これは強い個性を持っている人間は危険ですね。
今後も個性所持者が狙われる話があるのかもしれません。
1期2話「ヒーローの条件」の感想
かっちゃんのピンチに、後先も考えず助けに飛び出した出久に感動しました。
その心意気がオールマイトをはじめ他のヒーローも動かしたという展開が、まさに主人公=ヒーローという感じですね。
仲直りするのかな?という予想を裏切って素直になれないかっちゃんもほほえましいです。
夢を医学的に否定されても、実母が一言「出久はヒーローになれる」と言ってくれたら救われたのに言ってもらえなかった過去。
だからこそ憧れのオールマイトにその言葉を言ってもらえて、出久はどんなにうれしかったでしょう。
この瞬間がヒーロー・緑谷出久の誕生です!
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