原作は「逢魔ヶ刻動物園」で根強いファン層を味方につけた堀越耕平先生が、2014年から連載を開始した少年漫画です。
「逢魔ヶ刻動物園」は5巻で終了、「戦星のバルジ」にいたっては2巻で短期終了という辛酸をなめた堀越先生ですが、「僕のヒーローアカデミア」は今や週刊少年ジャンプの柱とも言うべき存在になりました。
コミックス第1巻発売時には即完売状態となり、発売翌月には発行部数30万部を突破した「ヒロアカ」のアニメを制作するのは鋼の錬金術師や血界戦線、文豪ストレイドッグスのボンズ。
緑谷出久役に山下大輝さん、爆豪勝己役に岡本信彦さん、轟焦凍役に梶裕貴さんなど豪華声優陣を揃え、2016年4月よりアニメ1期スタートです!
1期1話「緑谷出久:オリジン」のあらすじ
中国の軽慶市で光る赤ん坊が生まれて以来、世界総人口の約8割がなんらかの特異体質を持つ超人社会となりました。
その超常能力は「個性」と呼ばれ、発火能力であったり硬化能力であったり人それぞれですが、大半は4歳頃に両親と似た個性が発現します。
その個性が現れるようになってから第五世代の時代、超常な能力で今までに無いタイプの犯罪を犯す者は「敵(ヴィラン)」と呼ばれるようになりました。
一方、その犯罪者である敵と戦う「ヒーロー」は公的職務として、子供の憧れの職業となります。
中学三年生の緑谷出久(14)もその一人で、子供の頃からの憧れであるオールマイトという名のヒーローのようになりたいと思っていました。
しかし出久には14歳になっても個性が現れません。
個性の発言の目安として足の小指に間接がある人は旧世代、新世代ほど関節が無い人が多いという研究結果があるのですが、出久には関節が2個もある第五世代としては珍しい無個性なのです。
ゆえに爆破という優秀な個性を持つ幼馴染の爆豪勝己に、いつも馬鹿にされていました。
そんな時、出久は敵に襲われ偶然にもオールマイトに助けられます。
憧れのオールマイトに会えた出久は、個性がなくてもヒーローはできますか?と問いかけます。
1期1話「緑谷出久:オリジン」のネタバレ
緑谷出久
ヒーローに憧れる少年、ただし才能が無い、という王道的主人公で誰もが感情移入しやすい出久。
自分より強いかっちゃんから自分より弱い者を守ろうとする姿勢は十分ヒーローの素質があると思いました。
VOMIC版の頃から出久の声を当てる山下大輝さんは弱虫ペダルの小野田坂道役なども演じており、ちょっとオタクな気弱主人公が上手な声優さんです。
VOMIC版とアニメ版では全声優さんを総入れ替えすることも珍しくないので、VOMIC版からずっと出久役を任されるということはよほどスタッフさんから信頼されているのでしょうね。
これからも出久をよろしくお願いします!
爆豪勝己
優秀な個性を生まれ持ったせいで、やや天狗気味のかっちゃん。
原作の漫画の絵に比べてアニメ絵はかなり可愛くなっていますが、ちょっとイジメシーンがひどくないですか・・・?
今後仲良くなる展開を知ってるからいいものの、原作を読まずにアニメから入った人は、かっちゃんに感情移入できないと思います。
世情を意識してイジメシーンはもう少しソフトにしてほしかったです。
声優の岡本信彦さんは青の祓魔師の奥村燐役やハイキュー!!の西谷夕役など男気のある役が得意なので、かっちゃんにはピッタリですね。
出久とかっちゃんが仲良くするシーンが早く見たいです。
オールマイト
主人公・出久の憧れにして行動原理のオールマイト。
アメリカンコミックのヒーローのようでかっこいいです。
敵と戦うだけでなく災害から被災者を救う姿も良いですね。
強さと優しさを備えたまさに少年の憧れる理想像です。
オールマイト役の三宅健太さんは進撃の巨人のミケや蒼天航路の楽進など武勇に優れた役が多く、太い声がオールマイトのかっこ良さを引き立ててます。
実は彼にはとんでもな実態があるのですが、それもまた魅力のひとつです。
1期1話「緑谷出久:オリジン」の感想
子供の頃の出久とかっちゃんが可愛かったです。
小さい頃からの憧れの職業に、医学的にダメ出し出された出久はかわいそうでした・・・。
お母さんもあの状況の息子にはあういう言葉しかなかったんでしょうね。
欲しい言葉ではなかったかもしれませんが、母親からの深い愛情を受けて育った子供なのだとわかるシーンなのに切ないです。
それでもあきらめられず14歳になった出久の絶体絶命のピンチにさっそうと助けに現れたオールマイト、という展開に胸が熱くなりました。
次回が楽しみです!
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