影山飛雄out、菅原孝支in。
影山のような派手な天才ぶりは見せつけませんが、チームメイトとコミュニケーションを取り、篤実に仕事をする菅原が入ったことでチームの雰囲気が良くなる鳥野。
影山しか眼中になかった及川徹は菅原効果にイライラしますが、及川も青葉城西の指揮者としてメンバーを奮い立たせます。
自分一人でしょいこんで日向翔陽にも気遣われるほど仲間を信頼しなかったことを反省する影山。
反省の色が見えたので、コーチの烏養繋心は影山をもう一度コートに戻します。
果たして影山は一皮向けたのでしょうか!?
ハイキュー1期22話のネタバレあらすじ
菅原のプレーを見て他のメンバーとのコミュニケーション不足を反省した影山は、交代でINした時にチームメイトに精いっぱいの笑顔を見せます。
主将の澤村大地はあの影山が笑顔を作ろうとした努力に感動しますが、普段の仏頂面から無理に笑顔を作ったため、逆に怖がる他のメンバー。
その後INしたとたんにサービスエースを決めた影山に、おもしろがってハイタッチを要求する田中龍之介にも、ぎこちないながらも答えるなどコミュニケーションを取ろうとする影山。
スパイクを決めた翔陽にもよくやったと褒めたりハイタッチをしたりします。
鳥野内で影山が機能し始めたことに浮足立つ青葉城西ですが、あせる必要は無いとメンバーを落ち着かせる及川。
青葉城西の監督は影山が他のメンバーへ意識を向けだしたことを警戒します。
及川に見抜かれるほどコミュニケーションの取れてなかった影山と月島も、影山から「ナイス」と声かけするなど関係を改善、ついに鳥野がセットポイントまで来ました。
一方、及川は中学時代を思い出していました。
どんなに練習しても努力型凡人の自分では天才の牛島若利に敵わない、さらに下から天才の影山が入学してきた。
天才にコンプレックスを持つ及川はどうしても影山に負けたくない。
しかし月島とも連携し始めた影山と菅原のアドバイスでとうとう鳥野が1セット取ります。
独裁の王様がまともな王様になろうとしている。
影山の成長に闘志を燃やす及川でした。
影山とツッキー
入部前に出会った時から噛みあってなかった影山とツッキー。
コミュ障の影山と嫌味人間のツッキーでは仲良くなれる方がおかしいというもの。
幸い二人とも日向と山口というコミュ力高い仲間がそばにいるため、他の人間ともワンクッション置けますが、影山とツッキーだけでコミュニケーション取ろうとすればギスギスするのもしかたありません。
それでも青葉城西に勝利するという同じ目標のために互いの考えを交換しあい、寄り添いあおうとします。
その結果が青葉城西から1セット取るという成果につながりました。
今後もギクシャクしながらでいいので、二人のコンビプレーに期待したいです。
菅原孝支
日向に対する影山と月島、東峰旭に対する西谷夕など、名前にこだわる原作者の古舘春一先生。
その原作者が菅原への名付けに込めた意味が花開いた回でした。
菅原はおそらく学問の神様の菅原道真、孝支は考えで仲間を支えるという意味でしょう。
及川や影山のように他校から警戒されるレベルではないものの、その思考力で仲間に青葉城西から1セット取らせました。
菅原のこのコミュ力とクレバーさを影山とツッキーに受け継いでいってほしいものです。
影山の努力(?)
コートに戻った時に見せた怖い笑顔や、田中の要求するハイタッチに答えるなど、仲間とコミュニケーションを取ろうとする影山の努力に笑…いえ、感動しました。
うまく日向を褒めることができず上司かよとツッコミを受けるのも、ツッキーを気遣おうと努力して空回りして逆に口ケンカぽい口調になるのも、影山らしいです。
ツッキーが珍しく注文を付けたのも、影山に向き合おうと応えてくれたからですよね。
天才という才能にコミュ力というスキルが加わった新生影山が、どんなプレーを見せるのかワクワクします。
ハイキュー1期22話の感想
そのウザい性格で出番があるたびにイライラさせられる及川ですが、いざ中学時代の苦労を知ってしまうと気の毒です。
天才の敵、天才の下級生、自分だけが凡人…。
どんなに望んでも手に入らない憧れを最初から当たり前のように持っている人間が現れたら、コンプレックスをこじらせるのも仕方ないですよね。
それでも腐らずにバレーボールを続けてこれたなんて努力家の一言では片づけられません。
応援したいのはもちろん鳥野ですが、次回からは青葉城西も応援したくなりました。
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