インターハイの予選の組み合わせが決まりました。
日向翔陽の鳥野高校の初戦の相手は常波高校、第二戦は伊達工業、第三戦の相手は青葉城西です。
常波は主将の澤村大地の中学時代の友人・池尻隼人がいる高校、伊達工業はエースの東峰旭にトラウマを植え付けた強豪、青葉城西は影山飛雄の先輩にあたる及川徹のいる高校なので全て全勝したい鳥野。
しかし伊達工業と青葉城西は、白鳥沢高校と和久谷南高校と合わせて宮城県の四強と呼ばれており、一筋縄ではいきません。
まずは初戦の常波戦に向けて、選手マネージャー共々気をひきしめる鳥野メンバーでした。
ハイキュー1期15話のネタバレあらすじ
いよいよインターハイが始まり、試合会場に到着する鳥野の面々。
他校からは「からすのこうこう」と呼んでもらえず「とりのこうこう」と呼ばれてしまう鳥野。
しかも飛べないカラスという揶揄に田中龍之介がキレかけたりと、昔の強豪・鳥野のイメージは現代の高校生たちには無いようです。
澤村が中学時代の友人・池尻との再会をなつかしむ中、マネージャーの清水潔子が他校の生徒からナンパされそうになるのを田中と西谷夕が防いだり、東峰が伊達工業の青根高伸からロックオンされたり、青葉城西の及川はファンの女子とたわむれていたり、いろいろな意味で活気に満ちる試合会場。
試合会場でエアーサロンパスの匂いがすると興奮する翔陽ですが、試合開始時間が近づくたびに初めてのインターハイで緊張し始めます。
緊張を紛らわせるにはコツがある、今まで最強に怖かったこと思い出せそれ以上に恐い事はない、とアドバイスする東峰。
翔陽は影山の後頭部にサーブを当ててしまったことを思い出し、あの時の恐怖よりはラク、と緊張を解きます。
顧問の武田一鉄は飛べないカラスが飛ぶところを会場に見せようとメンバーを鼓舞、常滑戦が始まりました。
東峰や田中の攻撃が決まり、試合を有利に運ぶ鳥野。
常波も必死に追いつきますが、そこへノーマークの翔陽が満を持して飛び、影山との速攻が決まります。
低身長の翔陽の攻撃にまったく守備できず驚く常波と隣のコートで試合をしていた伊達工業。
青葉城西の及川をはじめ会場にいた全ての人に翔陽の存在と鳥野の復活を印象づけた速攻でした。
伊達工業
東峰の心を折り、トラウマを植え付けた伊達工業。
「伊達の鉄壁」といううたい文句に相応しいブロックの要の青根高伸は、190センチを超える長身に眉無しの強面男。
こんな怖い外見の大男からロックオンされたら、小心者の東峰はもちろん誰だって恐怖します。
青根は今のところエースの東峰にしか興味が無いようですが、隣のコートで試合をする日向を見て眼中に入れたようなので、今後の青根がどう日向にからんでくるかが見ものです。
弱小の主将
昔は強豪だったとはいえ今は高校名を正しく読んでもらえないほど影の薄くなった鳥野を率いる澤村と、弱小のあまり一回戦敗けを続ける常波を率いる池尻。
月島蛍の言葉を借りればしょせん部活なのだから勝ち負けよりも楽しくやれれば良いのです。
それでも敗け続ければモチベーションも下がり、楽しいという気分は味わえなくなっていきます。
そんな状況の中でも主将としてチームメイトを率いていかなければならないのは、時には強豪を率いるより難しいところもあるでしょう。
それを淡々と続けてきた二人の穏やかな再会。
試合会場が騒々しかっただけに逆に心にしみました。
小さな巨人
最初に日向影山コンビの速攻で常波の度肝を抜くのかと思っていたので、なかなか日向にトスが回らず最初はやきもきしました。
でもトスが欲しくてウズウズしてる日向が可愛いです。
そしてここぞというシーンで背中に羽をはやしてしなやかに飛んだ日向がきれいでした。
小さな巨人を擁して強豪だった頃の鳥野の復活を見事に見せつけましたね。
隣のコートの伊達工業が目の前の試合を忘れて見惚れたくらいですもの。
ニューヒーローの登場にうれしそうにする及川も良いですね。
強豪からの注目を一身に浴びるのも主人公らしくて頼もしかったです。
ハイキュー1期15話の感想
東峰に今まで一番怖かったことを思い出せと言われて、日向が思い出すのが影山の後頭部にサーブを当てて影山を怒らせてしまったこととは。
あの時激情せずに冷笑しながら日向を責めた影山は確かに恐怖でしたもんね。
そんな凸凹コンビが元強豪鳥野の復活のカギを握るとはおもしろいものです。
音駒の成猫に鍛えられたヒナガラスの日向が羽を広げて飛ぶ姿は、まさに復活のための飛翔というイメージにぴったりで、
影山飛雄+日向翔陽=飛翔
という原作者の名づけへのこだわりが花開いた回でもありました。
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