日向翔陽が合宿で出会った孤爪研磨は音駒高校のセッターでした。
その音駒との練習試合で、影山飛雄とのコンビから生まれる速攻をことごとく止められてしまう翔陽。
鳥野のメンバー翔陽のメンタルを心配しますが、窮地に追いやられても逆に「何かがつかめそう」と新境地に燃える翔陽に驚く鳥野メンバーと孤爪。
影山に自らトスを揚げて欲しいと指示するなど、将来のエースの片鱗を見せます。
影山のふわっとしたトスにも反応するなど、練習試合の最中でもめきめきと成長していく翔陽。
鳥野と音駒、ゴミ捨て場の決戦はまだまだ続きます。
ハイキュー1期13話のネタバレあらすじ
練習試合は一進一退しつつも音駒のリードのまま進みます。
攻撃力では東峰旭や田中龍之介など鳥野が上回りますが、メンバー全員が守備力が高く、とにかくボールを落とさずレシーブする音駒。
熟練した音駒が成猫だとすると、鳥野は生まれたてのカラスの雛。
特に並外れたアタッカーがいるわけではありませんが、個人としてではなくチームとして鍛えられている音駒についに鳥野は敗退しました。
悔しさはあるものの鳥野の良さが機能しながらも負けたことは、良い経験ができたと言うコーチの烏養繋心。
音駒の猫又監督はいい好敵手というものはそうそう見つかるものではない、全国大会で再びゴミ捨て場の決戦をやろうと鳥野に言いました。
試合後、音駒の山本猛虎は田中に鳥野のマネージャーの名前を聞きます。
共に清水潔子へ憧れる非モテ男子としてシンパシーを感じた田中と山本の間には、厚い友情が生まれました。
影山は孤爪にセッターとしていろいろ質問したいことがありますが、コミュ障のため話しかけられません。
翔陽と犬岡走は同じミドルブロッカー同士で意気投合、リベロの西谷夕と夜久衛輔は互いに認めあいます。
一癖あるタイプの黒尾鉄朗はやはり一癖ある月島蛍にもっと高校生らしくはしゃいだら？と声をかけ、音駒の監督と鳥野の顧問武田一鉄＆コーチの烏養はリベンジを約束。
教師も生徒もそれぞれ好敵手を見つけました。
翔陽は孤爪に次は俺たちが勝つと宣言、孤爪は期待しておくと答えます。
それは他人に興味を示さない孤爪にとって最大限の好奇心でした。
全国大会で音駒と再会するために、インターハイ予選に向けて新生鳥野は始動します。
対
天真爛漫系の日向と犬岡、コミュ障の影山と研磨、強面の田中と山本、職人気質の西谷と夜久。
チームのバランスが鳥野と音駒はそっくり対になっていますね。
監督でさえベテランで老獪な猫又と新人教師の武田＆直情型の烏養という徹底ぶり。
因縁のライバルですからわざとそうしてあるのでしょうけど、キャラ立てが絶妙で原作者の古舘春一先生のこだわりを感じます。
日向と犬岡のペアは可愛くてほんわかしますし、田中と山本の強面ペアは愛すべきアホの子といった感じで別の意味でほんわかします。
全国大会で再会できるといいですね！
新生鳥野
今回13話で1クール終わりです。
昔ながらの好敵手だった音駒との交流が復活し、新生鳥野がインターハイへ向けて始動するという1クール最終話にふさわしい話でした。
14話からのインターハイ編では鉄壁の伊達工業や影山にとって因縁のある青葉城西など、強豪との戦いが始まります。
小柄さを活かした日向が長身の伊達工業や、実力のある青葉城西たちを相手にどう自分の良さを出して戦っていくのか、気を引き締めて応援したいと思います。
日向と影山
攻撃をことごとくブロックされてもめげない日向。
試合への緊張でお腹が痛くなることはあっても、逆境には強メンタルだったようです。
案外影山の方が逆境でのメンタルは弱いのかもしれませんね。
変人速攻が効かない犬岡には新速攻を試したり、経験値の高い黒尾には予想がむずかしい変人速攻に戻したりと、コンビネーションにも幅が出てきた日向と影山。
練習試合の中で着々と良いコンビになってきていてワクワクします。
最後に日向と影山が会話もせずにツーカーでトスとスパイクをした時は、結果はどうあれやったーと嬉しくなりました。
これからのインターハイ編でもっともっと成長する二人を見たいです。
ハイキュー1期13話の感想
最初から鳥野の好敵手の立ち位置として設定された音駒でしょうが、ここまで互いが魅力的に育つとは原作者や担当編集者も思っていなかったのでは？と思うくらい良い関係ですね。
音駒を率いる猫又監督は、実は何十年か生きたことで妖力を身に付け、人間に化けているしっぽが二股に分かれた妖猫と言われても信じそうなくらい老獪で喰えないキャラで味があります。
日向と影山の出会いと別れが一回目、鳥野と待ち伏せしていた及川が二回目、そして今回の日向と研磨で試合後に再会を望むシーンは三回目ですが、こんなにさわやかに再会を約束するのは初めてですね。
鳥野と音駒の全国での再会を祈ってます！
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