万葉集から由来された、元号「令和」の意味は『明日への希望とともに、そうした日本でありたいとの願いを込めて』との政府の思いから名づけられました。
が、2020年、令和2年に入ってから未知とのウイルス、新型コロナウイルスによる「コロナ禍」で世界は翻弄され、非常に暗い社会生活を余儀なくされています。
この「コロナ禍」という言葉、メディアで度々目にするようになりました。
今回は、「コロナ禍」という言葉について調べてみました。
コロナ禍何と読む?意味や読み方
結論から言うと、「コロナか」です。
まず「禍」について説明していきます。
音読みは「か」、訓読みで「わざわい」「まが」です。
意味は「思いがけない災難」です。
この1文字で意味を表現しています。
過去のメディアでは「エボラ禍」「ペスト禍」「サーズ禍」、そして冒頭で紹介した「エイズ禍」などで使用されています。
これらに共通することは「菌」「感染」「拡散」ではないでしょうか。
そして、「禍」が使用されているのは、これら感染症により「思いがけない災難」を引き起こしているからと考えられます。
メディアで「コロナ禍」を頻繁に使用し始めたのは、日本で感染者が確認し始めた3月上旬ごろ、それまでは一部メディアや専門家が発していた言葉でした。
現在は毎日のニュースでも使用される言葉となり、新型コロナウイルスに対する意識を高める注意喚起、三密を控え、ステイホームを呼びかける必要がある「今までの状況とは思いがけない災難に包まれている」状態だと言えるでしょう。
ウイルスは進化すると言われています。
これから先も新たな「○○禍」が発生するかもしれません。
衛生的な日本でも緊急事態宣言が発動する事態となっている新型コロナウイルスの影響はそれほど恐ろしい状態だといえます。
「渦」や「鍋」みたいな文字
未知のウイルスが原因で日に日に感染者が増えていく厄介なウイルス、封じ込めも出来ずにいる現状をWHOは「パンデミック」と宣言しました。
日本では緊急事態宣言を発動、全てのスケジュールが狂うという異常事態まで起きています。
この真っただ中にいるわたし達のこの状況を「コロナ禍」と呼んでいます。
この「禍」という文字、ぱっと見「鍋」「渦」によく似ています。
初めて「コロナ禍」という単語を見た時、普段見慣れない感じに違和感を覚えた人も多いようです。
ネット、Twitterでもその戸惑いにつぶやいている人々が多く見られます。
「コロナ禍をコロナ渦、誤字?新語?」
「コロナ禍(禍)?コロナ渦(うず)?コロナ鍋(なべ?)」
「う~ん、なんて読む?コロナわざわい?コロナるつぼ?コロナかたつむり?」
全てのコロナウイルスを「鍋」にして、菌を滅菌できればいいですね。
一部のメディアで早く「コロナ過」してくれることを願っている、と掲載しているところもあります。
まとめ
今回はメディアでルビが振られることが少ない「コロナ禍(コロナか)」について調べてみました。
今まで私達が目にすることが無かったのは、食中毒O-157が流行ったときも、冷凍食品に異物混入が多かった時も、対策を講じることができることができ、被害拡大を防げたからでしょう。
「○○禍」と呼ばれる状況は、流行している病が私達人間に致命的な症状をもたらす病原体が市中に蔓延している時に使用される言葉だと言えるのではないでしょうか。
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