コミック『バクマン。』といえば、漫画家志望の2人組を描いた、大場つぐみさん原作の人気作品。
今回は、そんな原作コミックの映画化作品である『バクマン。』を取り上げていきたいと思います。
原作コミックは、2010年のアニメ化を経て、2015年に映画化され、佐藤健さんと神木隆之介さんのダブル主演という豪華さも手伝って、こちらも大人気となりました。
それでは、映画『バクマン。』とは、いったい、どのような作品だったというのか、そのあらすじをさっそく、チェックしてまいりましょう。
映画『バクマン。』のネタバレあらすじ
真城最高はおなじクラスの美少女・亜豆美保のことが好きでした。
そのため、持ち前の画力を生かして、亜豆美保の顔を描いていく、真城最高。
ところが、真城最高はそのことをクラスメイトの高木秋人に知られてしまいます。
てっきり嘲笑されると思っていた真城最高でしたが、まったく逆に、高木秋人は彼の描いたイラストに興味津々です。
さらに高木秋人は、真城最高に向かって、ともに漫画家をめざそうと言い出すのでした。
実は、高木秋人は、漫画家になりたかったものの、もともと受賞歴もあるなど、文章力にはすごいものがあったのですが、絵がまったくダメなのでした。
そこで自分が話を作り、だれかに絵を描いてもらおうと考えていたのです。
そして真城最高を発掘したというわけでした。
新妻エイジの出現
真城最高は、この想定外の展開におどろきましたが、ほかならぬ亜豆美保が応援してくれました。
亜豆美保はアニメ声優になるのが夢で、真城最高と高木秋人原作のアニメに出演したいというのです。
これがキッカケで、真城最高は漫画家を目指す話に乗りました。
真城最高と高木秋人は『週刊少年ジャンプ』でのデビューを目標にすることに。
亡くなった『週刊少年ジャンプ』に連載していた漫画家のおじがいた真城最高は、彼が生前使っていたところで、高木秋人と漫画制作に取り組みだします。
そんななか、『週刊少年ジャンプ』で、新妻エイジという大型新人がデビューすることになるのでした。
これに脅威を感じた真城最高と高木秋人は、新妻エイジに負けないよう、執筆を進めていくのです。
ライバルと仲間たち
真城最高と高木秋人は、さっそく完成した漫画を『週刊少年ジャンプ』に持っていきます。
そこで書き直すよう言われたため、これに従ったところ、漫画は見事、手塚賞に準入選をはたします。
その手塚賞の授賞式において、真城最高と高木秋人は、宿敵である新妻エイジと初めて対面することとなりました。
こうやって真城最高と高木秋人は、新妻エイジに対する闘争本能を、ますます掻き立てられていくことになるのです。
なんとか漫画家デビューとなった真城最高と高木秋人には、次第に新人漫画家の仲間が集まってきました。
福田真太、平丸一也、中井巧朗の3人でした。
なかでも平丸一也は、『週刊少年ジャンプ』でも、その才能を評価する声が高まっていた存在だったのです。
2人を襲うピンチ
みんなそれぞれ新作を描き、『週刊少年ジャンプ』に持っていくと、真城最高と高木秋人だけ不採用となってしまいます。
これを受け、作風を変えることにした、真城最高と高木秋人。
今後は、高木秋人の文章力をフルに活用したSFを描いていくことにしたのでした。
すると、真城最高と高木秋人は、福田真太、平丸一也、中井巧朗同様に、『週刊少年ジャンプ』に連載させてもらえることに。
やがて真城最高と高木秋人は、新妻エイジと、漫画家人気ランキング1位の座を狙って、争っていくことになります。
ところが、真城最高と高木秋人は、多忙すぎて体調を崩してしまって、なんと、入院するはめになってしまいました。
結局、執筆を休むよう、『週刊少年ジャンプ』から言われてしまったのです。
ラストの結末
亜豆美保は新人アニメ声優になっていましたが、そんな彼女から、真城最高に今後は会えないとの連絡が来ました。
実は、亜豆美保の所属事務所は恋愛禁止のため、真城最高との関係を疑われ、接触禁止にされてしまったのです。
こうして心身ともにダメージを受けてしまった、真城最高。
しかしなんとかみずからを奮い立たせて、また漫画の執筆をはじめます。
『週刊少年ジャンプ』からは休むよう言われるものの、漫画を脱稿した、真城最高。
その結果、真城最高と高木秋人は、人気漫画家ランキングで1位に躍り出ることができたのでした。
もっとも、やがて不人気になってしまいますが、それでも真城最高と高木秋人は、漫画制作に挑み続けるのです。
感想
映画『バクマン。』は、漫画家志望の2人を主人公とした青春ストーリーという、異色の内容でした。
それにしても、佐藤健さん演じる真城最高、神木隆之介さん演じる高木秋人、染谷将太さん演じる新妻エイジが、実にいい味を出していましたね。
もちろん、小松菜奈さん演じる亜豆美保も。
漫画家志望の方ならとくに楽しめるでしょうが、もちろん、それ以外の方であっても熱中できることは間違いありませんので、一見の価値はあるといえるでしょう。
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