今回は『赤毛のアン(アニメ)』の主要キャラと声優の一覧、そして全話タイトルの一覧についてまとめてみました。
2020年4月6日から、TOKYO MXで『赤毛のアン(アニメ)』のHD版が放送開始となりました。
「世界名作劇場」が懐かしいという方は多いでしょう。
また、『赤毛のアン(アニメ)』はジブリ・宮崎駿監督と高畑勲さんという夢のタッグの作品でもあります。
日本アニメの歴史にとっても重要な感動作。
それが、『赤毛のアン(アニメ)』です。
赤毛のアン(アニメ)の声優一覧
まずは、『赤毛のアン(アニメ)』の声優一覧から見ていきましょう。
アン・シャーリー/山田栄子
『赤毛のアン』の主人公が、このアン・シャーリーです。
アンは生まれてすぐに病気によって両親を失い、知り合いの家をたらい回しにされた後、孤児院へと送られました。
マシュウとマリラのカスバート老兄妹に引き取られてからは、二人の元で育っていきます。
アンは、赤毛とそばかすが特徴。
本人は自分の容姿にコンプレックスを感じていますが、形の良い鼻はお気に入りです。
また、感受性豊かで想像力に富み、大のおしゃべり好き。
しかし、しばしばその想像力が騒動の発端になっていくのでした。
声優を務めた山田栄子さんは、これが初主演作でした。
山田栄子さんは、『愛の若草物語』でも主人公を演じ、『小公女セーラ』ではラビニアで起用されています。
意外な所では、『キャプテン翼(昭和版)』の岬太郎も山田栄子さんです。
マシュー・カスバート/槐柳二
アンを引き取ることになる、カスバート兄弟の兄・マシュー。
農業とアベイ銀行の預金の利子で質素に暮らしています。
「そうさのう」が口癖で、無口で気が小さい性格から、60歳で独身。
心臓に少し問題を抱えていました。
内向的な性格でしたが、アンと過ごすにつれ、マシューも変わっていくのでした。
声優の槐柳二さんは、『天才バカボン』の「レレレのおじさん」の声でも有名です。
数多くのアニメ作品で声優をされた他、テアトル・エコーの養成所所長もされていました。
マリラ・カスバート/北原文枝
カスバート兄妹の妹・マリラ。兄とは対照的に、マリラははきはきとした外交的な女性です。
家事全般を得意としており、特に料理上手。口癖は「やれやれ」で、目が悪く、時には頭痛を起こすことも。
兄同様にマリラも独身で、はじめはアンに戸惑う様子もありました。
現実主義的な考え方から、アンに口うるさく小言を言うこともあります。
しかし、その心は、アンへの深い愛情に満たされているのでした。
声優の北原文枝さんは、海外ドラマ『奥さまは魔女』の初代エンドラ役などで知られています。
ダイアナ・バリー/高島雅羅
ダイアナは、黒髪の三つ編みが特徴の、読書好きな女の子。
アンが住むグリーン・ゲイブルズの隣にある、オーチャード・スロープに暮らしています。
アンとは出会ったその日から意気投合し、”心の友”と呼び合う仲に。
大人になっても二人の友情は変わりませんでしたが、ダイアナは少々酒癖が悪いという意外な一面も。
声を務めた高島雅羅さんは、『タッチ』の柏葉令子をはじめ、数多くのアニメに出演。
近年では、『名探偵コナン』の妃英理(蘭の母親で毛利小五郎の別居中の妻)役があります。
ギルバート・ブライス/井上和彦
ギルバートは、アンの同級生(年齢は3つ上)の男の子。
背が高くハンサムなため、女の子から人気があります。
ギルバートはアンのことを「ニンジン」と呼び彼女の気を引こうとしますが、これが全くの悪手でした。
アンがコンプレックスにしている赤毛をからかってしまったギルバートは、その後5年ほどアンから無視されてしまうのです。
声を務めた井上和彦さんは、『うる星やつら』の尾津乃つばめ役や、『機動戦士Zガンダム』のジェリド・メサ役もされています。
レイチェル・リンド/麻生美代子
アンが暮らしている、グリーン・ゲイブルズの近所に住む、リンド家の夫人。マリラのおしゃべり友達で、良き相談相手でもあります。
10人の子供を育てたことが自慢で、マシューはアンの服を作って欲しいと頼んだこともありました。
声優の麻生美代子さんは、『サザエさん』初代・磯野フネ役の他、『アルプスの少女ハイジ』のロッテンマイヤー役でも有名な方です。
スペンサー夫人/坪井章子
ホークタウンの孤児院にいたアンを、カスバート兄妹に引き渡したのが、このスペンサー夫人でした。
当初、カスバート兄妹が望んでいたのは、将来農業を手伝ってくれる男の子。
しかし、スペンサー夫人の手違いにより、アンが来ることになります。
このスペンサー夫人の手違いから、『赤毛のアン』の物語が始まったのでした。
声優をされた坪井章子さんは、『銀河鉄道999』の鉄郎の母役をはじめ、多数の有名作品で”母”役をされている、お母さん請負人でもあります。
ミニー・メイ/小山まみ
ミニー・メイは、アンの”心の友”ダイアナの幼い妹です。
ダイアナがアンと遊ぼうとすると、決まってミニー・メイは自分も連れて行けとせがむのでした。
咽頭炎になって生死をさまよった際には、アンに命を助けられます。
さらに、ミニー・メイは、後に先生になったアンの生徒になるのでした。
声を務めた小山まみさんは、代表作に「アラレちゃん」、『名探偵コナン』のベルモット役や「あんみつ姫」といった作品のある、売れっ子声優さんです。
ミス・ジョセフィン・バリー/川路夏子
ダイアナとミニー・メイの、大叔母にあたる女性です。シャーロットタウンにある豪華なお屋敷に住んでおり、少々気難しいおばさんでした。しかし、アンのことを大層気に入り、何かと気にかけるようになります。
声優の川路夏子さんは、劇場「グループカオス」を主宰するなど、舞台演劇でも活躍された方でした。
フィリップス先生/清川元夢
アンのクラスの先生です。
先生なのにプリシー・アンドリュースという女生徒が大好きで、つきっきりで勉強を教えてしまいます。
一方、他の生徒はほったらかしで自習させるという、少し問題のある先生。
さらに、何かといってアンの自尊心を傷つけることもあります。
しかし、学校を去る際には、女子生徒からは涙と共に惜しまれました。
声優をされた清川元夢さんは、代表作に『新世紀エヴァンゲリオン』の冬月コウゾウ役の他、『ふしぎの海のナディア』のガーゴイル役や『機動戦士ガンダム』ではアムロの父であるテム・レイ役もされています。
アラン夫人/江川菜子
アラン牧師の妻で、日曜学校の先生をしています。
アラン夫人は思いやりに溢れ、人格者です。
子供たちにも大人気で、アンにとっては心の許せる相談相手となりました。
声を務めた江川菜子さんは、『勇者ライディーン』の明日香麗役といった作品もありました。
アラン牧師/曽我部和行
アボンリーの村に雇われてやって来た、新任の牧師です。
信心深く、熱意のこもった説教は村人から大変な人気がありました。
声優をされた曽我部和行さんは、『破裏拳ポリマー』で初主演した後、多数のロボットアニメにも出演されました。
意外な所では、『パタリロ!』のジャック・バルバロッサ・バンコラン役が挙げられます。
ステイシー先生/鈴木弘子
フィリップス先生の後任で赴任してきた、アボンリー初の女性教師。
美しくバイタリティに溢れ、特進クラス「クィーン組」を作るなど、教育にとても熱心で手腕に長けていました。
アンにとっては、教師としてのお手本であり、また教師を目指すきっかけになった人物です。
声優の鈴木弘子さんは、多数のアニメだけでなく、海外ドラマにも出演されてきた大ベテランです。
2011年にはその功績をたたえ、第5回声優アワード功労賞を受賞されました。
ナレーター/羽佐間道夫
ナレーションの羽佐間道夫さんを忘れるわけにはいきません。
羽佐間道夫さんは、まさに日本声優界のパイオニアであり、歴史そのもの。
アニメの声優も多数務めており、あなたにとって懐かしいあのキャラクターもいるかもしれません。
また、映画では『ロッキー』初上陸時の、シルベスター・スタローンの声を担当されました。
羽佐間道夫さんの声を聞くと、むしろシルベスター・スタローンが思い浮かぶという方もいらっしゃるかもしれませんね。
赤毛のアン(アニメ)の全話タイトル
『赤毛のアン(アニメ)』は、1979年にフジテレビ「世界名作劇場」の第5作目として放送されていました。
孤児のアンは、カスバート兄妹に引き取られ、二人や周りの人々の愛に包まれながら育っていきます。
感受性豊かなアンは、空想好きでおしゃべりが大好き。
しかし、あまりの想像力は、度々騒動を起こしてしまうのでした。
物語後半では、やがて大人の女性へと成長していくアンの姿が描かれています。
個性豊かなキャラクターや時代背景、人々の心の変化が豊かに深く描かれており、アニメ終盤は涙なくては見られません。
それでは、『赤毛のアン(アニメ)』の全話タイトル一覧をご覧下さい。
- マシュウ・カスバート驚く
- マリラ・カスバート驚く
- グリーン・ゲイブルズの朝
- アン・生い立ちを語る
- マリラ・決心する
- グリーン・ゲイブルズのアン
- レイチェル夫人恐れをなす
- アン・日曜学校へ行く
- おごそかな誓い
- アン・心の友と遊ぶ
- マリラ・ブローチをなくす
- アン・告白をする
- アン・学校へ行く
- 教室騒動
- 秋の訪れ
- ダイアナをお茶に招く
- アン、学校へもどる
- アン、ミニー・メイを救う
- ダイアナの誕生日
- 再び春が来て
- 新しい牧師夫妻
- 香料ちがい
- アン・お茶によばれる
- 面目をかけた大事件
- ダイアナへの手紙
- コンサートの計画
- マシュウとふくらんだ袖
- クリスマスのコンサート
- アン・物語クラブを作る
- 虚栄と心痛
- 不運な白百合姫
- 生涯の一大事
- クィーン組の呼びかけ
- ダイアナとクィーン組の仲間
- 夏休み前の思わく
- 物語クラブのゆくえ
- 十五歳の春
- 受験番号は13番
- 合格発表
- ホテルのコンサート
- クィーン学院への旅立ち
- 新しい学園生活
- 週末の休暇
- クィーン学院の冬
- 栄光と夢
- マシュウの愛
- 死と呼ばれる刈入れ人
- マシュウ我が家を去る
- 曲り角
- 神は天にいまし、すべて世は事もなし
『赤毛のアン(アニメ)』は、HD版が4月6日からTOKYO MXで放送開始されたばかり。
ジブリの宮崎駿監督や、高畑勲さんが携わっていた作品ともあり、また違った意味も持っています。
懐かしい方には高画質版で、まだ見たことがないという方も、この機会に『赤毛のアン(アニメ)』をご覧になってみてはいかがでしょうか。
以上、今回は『赤毛のアン(アニメ)』の主要キャラと声優の一覧、そして全話タイトルの一覧についてまとめました。
まとめ
- 『赤毛のアン(アニメ)』は、2020年4月6日からTOKYO MXでHD版が放送開始
- ジブリの宮崎駿監督と高畑勲さんの夢のタッグ
- 孤児のアン・シャーリーがすてきな大人の女性に成長する姿を描いた感動作
- 『赤毛のアン(アニメ)』は全50話
- 1979年にフジテレビ「世界名作劇場」で放送されていた
- 物語終盤は、涙、涙、涙の感動の嵐
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