体力テストの結果は最下位でしたが、可能性の片鱗を見せたためなんとか除籍を免れる緑谷出久。
爆豪勝己から出来損ないの意味でデクという蔑称を付けられていますが、麗日お茶子からはデクという呼称が好きだと言われ舞い上がります。
翌日の授業は対人戦闘訓練。
出久+お茶子のペアと、爆豪勝己+飯田天哉のペアに分かれての対戦です。
敵のアジトに隠された「核」に出久チームが時間内にタッチすれば勝ち、出久チームから核を守るor制限時間オーバーで爆豪チームの勝ちになります。
出久が個性があるのに無いフリをしていたことに怒る爆豪と、爆豪に一矢報いたい出久。
幼馴染同士の宿命の対決の幕が切って落とされました!
1期7話「デクvsかっちゃん」のあらすじ
ヒーローの必殺技をまとめたノートの知識を糧に戦う出久と、ひたすら腕力で出久を攻撃する爆豪。
個性があることを隠していた出久に怒り狂う爆豪は、圧倒的な火力で出久を追い詰めていきます。
出久のペアの相手であるお茶子は、アジトに見立てた建物の5階のフロアで核と飯田を発見。
しかしお茶子の個性を警戒した飯田によって、お茶子の武器になりそうな物は部屋から全て排除されていました。
ならばと自分自身を浮かせて空中から核にタッチしようとするお茶子。
そうはさせるかと核をかついでお茶子に接触させまいとする飯田。
出久vs爆豪、お茶子vs飯田。
それぞれ一進一退の攻防ですが、飯田は狡猾にタイムアウトを狙っていました。
爆豪の個性は手のひらの汗腺からニトロのようなものを出して爆発させる爆破。
その個性を最大限引き出すため、コスチュームの籠手に汗腺を貯めて強力な攻撃を放ちます。
爆豪の猛追から逃げられそうにないこと、このままでは時間オーバーで敗けること、爆豪がすごい相手だからこそ勝ちたいという気持ちがあることなどをふまえて、出久はついに個性を使いました。
それに呼応したお茶子は建物の支柱を抜き、それを武器にして飯田を攻撃、見事核にタッチします。
ここで時間切れ。
デク+お茶子のペア、爆豪+飯田ペアに見事勝利しました!
1期7話「デクvsかっちゃん」のネタバレ
飯田天哉
生真面目な性格のため、授業で敵役をやる時でさえ敵になりきろうとする飯田。
なかなか悪人ぶりがサマになっています。
無鉄砲なかっちゃんとペアを組まされてさぞ心労かと思いきや、与えられた環境を楽しんでいて良いですね。
お茶子対策にあらかじめ室内の物を排除しておくなど、機転の利く頭の良さもさすがです。
核うう!という悲痛な叫びには笑わせてもらいました。
お茶子の無重力パワーに負けてしまったとはいえ、授業として正しく奮闘していた姿に好感を感じました。
爆豪勝己
女子のお茶子を巻き込むこともいとわない火力で攻撃するなど、ガチで悪役なかっちゃん。
自分の個性は元が汗であることや、コスチュームに秘められた必殺技を親切に解説するなど、まさにヒーローを前にしたラスボスがやりそうなことだらけです。
その原動力はデクが個性を隠し持っていたことへの怒りなのですが、出久がかっちゃんを出し抜いた(と思っている)ことよりも、それまで中学で一番だった自分が高校では一番じゃなく、もっともっと上がいたことへの焦りもある気がします。
出久とのバトルで何か成長のきっかけがつかめると良いですね。
緑谷出久
爆破の個性をもてはやされ天狗になっていた子供時代のかっちゃん。
そんな天狗かっちゃんでもやはり出久にとっては一番身近にいたヒーロー。
かっちゃんがすごい人だから勝ちたいと願う出久と、個性を全開にした出久をねじ伏せて勝ちたいと願うかっちゃん。
ただ出久が狙っていたのはかっちゃん個人に勝つことよりも、お茶子とペアでかっちゃんチームに勝つことだったので、そこが最終的な勝敗を分けました。
無茶をしてまた相澤からの評価が低くなりそうですが、ひとまずかっちゃんに初勝利できておめでとう出久!
1期7話「デクvsかっちゃん」の感想
攻撃力も総合成績もかっちゃん+飯田ペアが上ですが、結果は出久がかっちゃんを引きつけつつ上に衝撃波を放つ、そのタイミングに合わせてお茶子が核にタッチするというコンビプレーが噛み合った出久+お茶子ペアが勝利しました。
タイムアウトを狙う飯田の作戦は正解でしたが、かっちゃんが飯田を放っておいて私怨に走った時点で勝敗はついていましたね。
もともとかっちゃんはチームプレーより単独行動の方が得意そうですし。
授業としてはかっちゃんの全面敗北ですが、バトルとしては熱い戦いでした。
オールマイトが教師という立場も忘れて「止めるべき、だが、止めてあげたくない」と思ってしまったのも共感できます。
出久とかっちゃんは今後少しづつでいいから、誤解を解きつつ仲直りしていって欲しいです。
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