ついにインターハイが開幕。
会場に着いた当初はエアーサロンパスの匂いに浮かれていた日向翔陽ですが、しだいに緊張がMAXになっていきます。
初戦は主将・澤村大地の中学時代の友人・池尻がいる常波高校で、試合前に束の間の再会を喜ぶ澤村と池尻。
顧問・武田一鉄の飛べないカラスが飛ぶところを会場に見せようという言葉で試合が始まります。
鳥野高校は常波相手に試合を有利に進めつつ、ここぞという時に翔陽と影山飛雄が速攻を決めました。
低身長の翔陽のジャンプ力に驚く常波、伊達工業の青根高伸、青葉城西の及川徹。
小さな巨人率いる強豪鳥野が復活した瞬間でした。
ハイキュー1期16話のネタバレあらすじ
鳥野と常波の試合を観戦する青葉城西の監督やメンバーたち。
練習試合をした頃よりも成長している翔陽と影山を見た青葉城西の監督は、よほど有意義な練習試合でもしたかと推測、影山のトスに幅で出てきていることにも気づきます。
鳥野の強さに崖っぷちに追いつけられた常波の池尻は、中学時代にあきらめずに試合を続けて勝利をつかんだことを回想します。
レベルの違う鳥野相手に粘る常波はついに鳥野から1点を取ります。
一方、鳥野の女子バレー部も弱小なりに試合を続けていました。
たとえ点差が開いていてもあきらめずに試合に食いつく常波に鳥野も本気で戦います。
弱小ゆえ会場で誰も常波をマークしていませんが、鳥野のメンバーだけは本気で戦ってくれることをひしひしと感じる池尻。
結果は鳥野の勝利、常波の敗戦、鳥野の女子バレー部も負けました。
試合後、池尻は澤村に俺たちの分も勝てと伝えます。
二回戦の相手は伊達工業。
鉄壁のブロックでエースの東峰旭の心を折ったこともある強豪です。
副主将の菅原孝支は、翔陽と影山に東峰の前を切り開いてくれと頼みます。
それは翔陽に伊達工業戦で最強の囮になれという意味でもありました。
試合前に西谷夕が「前だけ見ろ背中は俺が守る」とメンバーを鼓舞します。
西谷のかっこよさに感動する翔陽たち。
インターハイ第二回戦・伊達工業戦が開始します。
敗者
完全に常波が主役側でした。
レベルの違う対戦相手に意気消失することなく、粘って粘って1点をもぎ取る姿に感動しました。
鳥野も相手が弱小だからと手を抜かずに、本気の力で戦っていて良かったです。
トーナメント形式だから誰かが勝利に喜ぶ影で敗戦に泣いてる人もいるんですよね。
あそこでミスしなければここでミスしなければと、自分の内面と反省会をする姿はスポーツに限らず人間なら誰しも経験することなので、とても共感でき、胸が痛みました。
だからこそ勝者はその人たちの分も前に進まなければならないのですよね。
伊達工業
優勝候補のひとつでもある伊達工業高校。
青根を軸とした鉄壁のブロックで連勝してきた強豪です。
東峰や西谷にとってはリベンジ戦でもあり、翔陽と影山にとっては速攻がどこまで通じるか未知数の敵。
今まで鳥野が戦ってきたのは及川抜きの青葉城西、実力が拮抗している音駒、格下の常波。
完全な実力差のある相手とはまだ試合していない鳥野なので、伊達工業との試合がどんな流れになるのか楽しみです。
のやっさんのローリングサンダーがある限り大丈夫だと思いますが。笑
勝者
初戦を勝利したことで第二戦に進めた鳥野。
翔陽にとっては一試合一試合が大好きなバレーができる瞬間なので、それが一試合分増えることは楽しくてしかたがないのでしょう。
速攻は成功しているので、菅原に頼まれた最強の囮役が伊達工業戦で務まるかどうかですね。
ジャンプ力で一応は青根の眼中に入っているようなので、青根を翻弄できれば合格のはずです。
新生鳥野の復活と小さな巨人の襲名をかけて次も勝者になって欲しいと思います。
ハイキュー1期16話の感想
勝っても負けてもさわやかな糧になった音駒戦とは違い、敗ければ会場から去らなければならないインターハイ。
常波や鳥野女子バレー部など敗者側の後悔が切ない回でした。
それでも自分たちの分も勝ち進んで欲しいと応援する常波の池尻は立派です。
さすが澤村の友人。類は友を呼ぶですね。
及川のような絶対的カリスマはなくても主将に選ばれるだけの器を持った人物でした。
何かしらの形で池尻も幸せになって欲しいと思います。
そしてついに伊達工業高校との再戦。
東峰の負担を軽くするため、囮の日向に期待がかかります!
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