青葉城西との練習試合。
日向翔陽は緊張のあまりミスを連発、1セット目を青葉城西に取られてしまいますが、先輩の田中龍之介のフォローなどもあり、2セット目からは徐々に巻き返していきます。
中学時代の自己中な影山飛雄を知る金田一勇太郎と国見英は、翔陽や他のチームメイトに合わせてトスをする影山の変貌に驚いていました。
翔陽と影山のコンビネーションを見た青葉城西の監督は、面白いチームだと鳥野を称賛します。
2セット目を鳥野が取って浮足立ったところへ、青葉城西の正セッター・及川徹が不敵な笑みを浮かべながら登場しました。
ハイキュー1期7話のネタバレあらすじ
あと1点で鳥野が3セット目を取って勝利、という目前で及川が交代で入ってきました。
及川は三年生で、中学時代の影山の先輩。
翔陽は王様の影山の先輩ということは大王様かとボケますが、影山が言うには月島蛍より性格が悪い人間のようです。
久しぶりに会う影山ににこやかに対応する及川ですが、その柔らかな物腰に影山は更に警戒します。
案の定、一発目のサーブから月島を狙って打ってきました。
及川はすでに翔陽と月島がレシーブが苦手なことに気づいていたのです。
攻撃力は高いが防御が弱いと冷静に鳥野の評価をくだす及川に、副主将の菅原孝支と山口忠は焦ります。
及川が入ったとたん点差はどんどん縮み、ついに1点差になりました。
しかし土壇場で影山のトスと翔陽のアタックが見事に決まり、強豪の青葉城西に勝つ鳥野。
試合後、中学時代はチームメイトだった影山と金田一と国見が会話します。
影山の自己中が原因でケンカ別れしたままの三人。
金田一は「次は俺達が勝つ」と宣言、影山も「次も勝のは俺達だ」と返します。
仲直りはしませんでしたが、俺が俺がと言っていた中学時代の影山しか知らない金田一は、影山が「俺達」と言うことに驚き、どこかさみしそうな顔をしました。
鳥野のメンバーが帰ろうとしていると校門で及川が待ち伏せています。
警戒する鳥野メンバーにいくら翔陽と影山の攻撃がうまく機能してもレシーブからトスへつなげられないなら意味は無い、レシーブは一朝一夕で上達しない、ブロックを磨けと敵に塩を送って及川は去りました。
今日の試合を見ただけで鳥野にはレシーブの上手な選手と、指導者が足りないことを及川は見抜いていたのです。
主将の澤村大地も鳥野にはいろいろ足りていないことを自覚していますが、レシーブについては鳥野の守護神がいるので心配していなさそうです。
指導者についても顧問の武田一鉄が心当たりがあるそう。
澤村は夏のインターハイも夢じゃないと語り、翔陽もテンションが上がります。
鳥野高校に戻った翔陽と影山はレシーブの練習を始めますが、そこへ翔陽より小柄な選手がやってきます。
影山のサーブの勢いも回転も消して完璧なレシーブを見せたその選手に驚く翔陽と影山。
もしかして彼が澤村の言っていた鳥野の守護神・・・!?
金田一と国見
中学時代の影山の暴君ぶりに愛想をつかして、影山に反旗を翻した金田一と国見。
しかし今日再会した影山はチームメイトに合わせてトスをあげ、そのチームメイトと次も勝つと宣言しました。
それを見て少しさみしそうな金田一。
たぶん今の影山は金田一や国見が中学時代に仲良くしたかった理想の影山なのでしょう。
なぜ中学時代の自分達に今日のようなトスをあげ、一人で勝利をもぎ取るのではなく、金田一達と一緒に勝利を目指してくれなかったのか、そんな気持ちが金田一にあの表情をさせたのだと思います。
仲直りはしなかった三人ですが、ただいがみ合う関係から良きライバルとして切磋琢磨していく仲になったので、それだけでも今日の練習試合は三人にとって大きな成果でしたね。
及川徹
あの影山に月島より性格悪いと言わしめる及川。
今日のところは練習試合ということもありにこやかな態度を崩さなかった及川ですが、レシーブの苦手なツッキーを個人攻撃したり、嫌味を言うために校門で待ち伏せていたりと、ところどころに性格の悪さがにじみ出ています。
優男風の外見と物腰柔らかい態度に田中もムカついていましたね。
敵ながらジャンプの人気投票では毎回上位に食い込んでくるところも田中的には気に入らないでしょう。笑。
実力もありクレバーで相手の弱点を冷静に攻撃できる及川は、今後も強敵となっていく相手。
今日はご挨拶程度でしたが、次に公式試合で戦う時は及川をあっと言わせるためにも、日向とツッキーにはがんばって欲しいものです。
西谷夕
ラストにチラッと出てきました。鳥野の守護神・西谷夕。
逆立った髪と前髪のメッシュがチャームポイントのノヤっさん。
彼と東峰旭が戻ってきてやっと鳥野バレーボール部になるので、登場はうれしいです。
低身長の日向が自分より小さい!と驚くほど小柄なノヤっさんですが、コートではその外見からは信じられない存在感と安定感があるので、日向の今後のプレーに良い影響を与えてくれると信じています。
同じ二年生の田中とムードメーカーコンビとして場を賑わしてくれたり、バレーボール以外での活躍にも期待しています。
ハイキュー1期7話の感想
及川が入ったとたん、あっと言う間に落ち着いた青葉城西に追いつかれる鳥野。
それほど及川の存在は青葉城西のメンバーにとってカリスマなのでしょう。
影山が反目しつつもどこかで憧れを感じるのがわかります。
仲間の青葉城西から信頼が厚い分、敵の鳥野には容赦なくスキを突いてくるあたり、味方にすれば頼もしいけど敵にまわすとやっかいです。
でも鳥野が守備に欠けていることやもろもろの弱点を教えてくれるのは、余裕なのか親切なのか。
そもそもわざわざ鳥野の帰り際を待っていたのは負けず嫌いなのか暇なのか。
タイトルに大王と入っているだけに及川の魅力満載な回でした。
喰えないキャラですが、人気投票で上位に食い込むだけのことはありますね。
再戦を心待ちにしたいです。
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