2002年に公開された、アメリカのサスペンス映画。
技術が進歩した近未来のアメリカでは、犯罪が予知され、犯罪が実行される前にその犯人を警察が逮捕できるようになっていました。
ところがある日、この犯罪予知部門に勤める刑事自身による殺人事件が予知されてしまいます。
監督は、スティーブン・スピルバーグ、ジョン・アンダートン役には、トム・クルーズ。
今回の記事では、映画『マイノリティ・リポート』のフル動画を無料視聴する方法や作品についてご紹介いたします。
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マイノリティ・リポートの作品情報
犯罪を起こす人物を予知能力者たちに割り出させ、犯行前に拘束する犯罪予防局。そのチーフを務めるジョンは、自分が殺人を犯すと予知され、仲間たちから追われるはめに。嫌疑を晴らそうとする中、彼は自分に仕掛けられた陰謀と黒幕の存在を感じ取っていく。
出典:U-NEXT
キャスト
- (ジョン・アンダートン)トム・クルーズ
- (ダニー・ウィットワー)コリン・ファレル
- (アガサ)サマンサ・モートン
- (ラマー・バージェス局長)マックス・フォン・シドー
- (アイリス・ハイネマン博士)ロイス・スミス
- (エディ・ソロモン医師)ピーター・ストーメア
- (ギデオン)ティム・ブレイク・ネルソン
- (ジャッド)スティーヴ・ハリス
- (ララ・クラーク)キャスリン・モリス
- (リオ・クロウ)マイク・バインダー
スタッフ
- 監督 スティーヴン・スピルバーグ
- 原作 フィリップ・K・ディック
- 音楽 ジョン・ウィリアムズ
- 脚本 ジョン・コーエン、スコット・フランク
- 製作 ボニー・カーティス、ジェラルド・R・モーレン、ヤン・デ・ボン、ウォルター・F・パークス
マイノリティ・リポートのネタバレあらすじ
2048年、アメリカの殺人事件の件数は、急激に増加していて、犯罪件数の増加に対応するため、政府は犯罪予防局を作りました。
そこでは、プリコグと呼ばれる3人の予知能力者がいて、犯罪の予知をさせるというものでした。
3人のプリコグは双子の男性アーサーとダシール、女性のアガサです。
3人は、透明で大きなプールのような浴槽に浸けられています。
3人は普段は眠っているものの脳内映像が繋がれていて、犯罪を予知すると脳波を伝って映像と共に球が出てくるのです。
赤い球だと衝動殺人、茶色の球だと計画殺人です。
そして、被害者のボールと加害者のボールが出てきます。
アメリカではこのとき、網膜走査による個人の情報や行動の特定がなされていました。
プリコグによって殺人事件が予知されはじめると、ワシントンD.C.では、わずか6年で犯罪が90%も減少し、開始1年で殺人が消滅しました。
そして西暦2054年、アメリカ・ワシントンD.C.の犯罪予防局で働いているジョン・アンダートンは、息子のショーンを誘拐され、殺されていました。
その事件は6年半前に起こったのですが、その事件以降、妻のララとはうまくいかず、現在は離れて暮らしています。
システムの導入があと半年早ければショーンを殺されずにすんだのかと思いながらジョンは、毎日、犯罪を防ごうと努めてきました。
自分自身の殺人事件を予知されてしまうジョン
帰宅すると新型の違法薬物を吸引しながら、息子の映像を見て過ごすといった毎日を過ごしているジョン。
そんなある日、3人の予知能力者のうちただ一人の女性であるアガサの脳に不審な残像を見たジョンは、このシステムの責任者であるラマー局長に報告します。
その後、犯罪予測システムに疑問を持つ司法省が立ち入り検査にやってきました。
ジョンはラマー局長から「司法省のウィットワーから目を離すな」と言われます。
司法省から派遣された調査官であるウィットワーは、犯罪予防局のシステムに疑問を持っています。
その後、「計画殺人」の予告がなされました。
その加害者の名はジョンでした。
被害者の名はリオ・クロウで、ジョンの全く知らない男性です。
アガサを連れて逃亡したジョン
ジョンを信頼している部下は「2分待ってから警報を鳴らします」と言い、ジョンはその間に犯罪予防局から逃走します。
追っ手をかわしたジョンは、犯罪予防局のシステムを考えだしたアイリス・ハイネマン博士のところに行きました。
ハイネマン博士は、システムを偶然発見したことをジョンに伝えます。
アガサの見たデータはアガサの脳内に保存されているので、それを見ればよいと、博士はジョンにアドバイスします。
ジョンは闇医者エディ・ソロモンに網膜を交換してもらってから犯罪予防局へ行き、エディ医師からもらった注射で顔を変形させて潜り込み、摘出した自分の眼球でロックを解除して、アガサのもとへ行き、彼女を連れて逃亡しました。
そして次にジョンは、システムを作った設計者であるルーファス・T・ライリーのところへ行ってアガサの脳を調べてもらいました。
クロウに乱暴を働いたジョン
しかし、アガサの見たデータはありませんでした。
アガサに予知してもらうことで追っ手をかわして逃げていたジョンは、ついに、自分に殺されることになっている男の部屋を探し出します。
そしてジョンは、アガサの制止を振り切って部屋に入り、リオ・クロウという人物が、息子ショーンを殺した男だと早合点します。
そして現れたクロウに乱暴を働いたジョンは、そのときある言葉を思い出して理性を取り戻し、殺すことをやめて、逮捕しようとしました。
するとクロウは「殺してくれないと、俺の家族に金が支払われない」と言い出します。
「あんたの子を殺したふりをすれば、金が支払われるんだ」というクロウの言葉を聞き、ジョンは自分が罠にはめられていることを知ります。
マイノリティ・リポートのラスト結末
ジョンは、誰が仕組んだのかをクロウに詰問しましたが、揉めているうち偶発的にクロウは死んでしまい、ジョンが殺人容疑で逮捕されました。
ジョンの妻だったララは、ラマー局長にジョンを助けてくれるよう頼みましたが釈放されません。
しかし、犯人しか知らないはずのことをラマー局長から聞いたララは、不審に思いました。
ララは本当の黒幕がラマー局長だということに気づき、そのことをジョンに伝えます。
ラマー局長は自分が作り上げたシステムを守るために、ジョンを罠にはめたのでした。
実は、ラマー局長はかつて、アガサを手に入れるために彼女の母親を殺していたのです。
ラマー局長は真実を暴かれないよう、ジョンを抹殺しようとしたのでした。
その後ラマー局長は、真実を告白して自殺します。
そして犯罪予測システムは廃止になりました。
ジョンはララと共に人生をやり直します。
マイノリティ・リポートの感想
プリコグという生身の人間を使ったシステムで殺人を予知できるようになった近未来のアメリカで、予知された情報をもとにして殺人を未然に防ぐ仕事をする主人公ジョン。
ある日、ジョンが殺人を犯すという予知をされてしまい、追手を避けながらプリコグの秘密にせまっていくというストーリーでしたが、最後には、全ての謎が繋がって、鳥肌がたちましたし、しっかり楽しめる展開になっていて、見応えもたっぷりとありました。
とくに、ジョンが追手から逃げながらも、予想されている未来へとつき進んでいくといった展開は、とても面白かったです。
また、序盤ではロボットみたいだったアガサが、ジョンと逃げているうちに、だんだん人間らしい表情になっていくところも見所だと感じましたし、なんといっても、アガサが可愛かったです。
それに、組織の裏側につながっていくところや最後の決着までの流れもとても良くて、予知された事件に徐々に近づいていくところの描写がとても丁寧で、事件の真相がわかるまでハラハラさせられました。
この映画は、ストーリーの設定が面白く、なおかつ映像も美しくて、かなり好きになりましたが、なんといっても、アガサが予知することでジョンを助けながら逃げるシーンが、とくに好きになりました。
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