映画『恋空』は、2005年にヒットした「恋空」ケータイ小説の中でも断トツの人気を誇り、今作品は2007年に三浦春馬・新垣結衣のW主演で実写化したもの。
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映画『恋空』作品情報
映画『恋空』は、2005年にヒットした「恋空」ケータイ小説の中でも断トツの人気を誇る。
原作者の美嘉の実体験も交えたストーリーということで、なかなか刺激的な内容に、若い子たちを中心に流行りケータイ小説から漫画化、映画化、ドラマ化と大変なブームを巻き起こした作品。
2000年夏、高校1年生の美嘉はふとしたキッカケで同級生・ヒロと付き合うことに。ヒロと心を通わせる中、ある悲劇が美嘉に襲い掛かる。しかし、ヒロの深い愛に支えられ、美嘉はその心の傷を癒やしていく。そんな美嘉とヒロの間に、新しい命が宿るが…。
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キャスト
- (田原美嘉)新垣結衣
- (桜井弘樹(ヒロ))三浦春馬
- (福原優)小出恵介
- (ミナコ)香里奈
- (咲)臼田あさ美
- (ノゾム)中村蒼
- (亜矢)波瑠
- 大平奈津美
- 浅利陽介
- (田原さおり)深田あき
スタッフ
- 監督 今井夏木
- 原作 美嘉
- 音楽 河野伸
- 脚本 渡邉睦月
映画『恋空』ネタバレあらすじ
主人公の美嘉を演じる新垣結衣とヒロこと三浦春馬の青春ラブストーリーです。
美嘉はどこにでもいる平凡な女子高生でしたがあることがキッカケでヒロに出会います。
強引な流れで二人は付き合いだしますが、少しやんちゃなヒロは、あまりパっとしない美嘉に対して本気ではなく、何となく相手をしていましたが、真面目で誠実な、今まで周りに居なかったようなタイプの美嘉にだんだんと惹かれ始めていきます。
美嘉も初めは恐る恐る話していましたが、ヒロの純粋な素顔に触れて、もっと知りたいと思うようになっていきました。
このまま二人の交際が続くと思っていた矢先、美嘉の元に不審なメールが届きます。
美嘉の周りで変なことが起こり始めますが、ヒロと美嘉は様々なトラブルや壁を共に乗り越え、より絆を強く深めます。
そんなある日、突然ヒロは美嘉に別れを告げもう会わないでくれという。
美嘉は信じられない気持ちでヒロに理由を問いただしますが、ヒロはもう飽きた、別れると美嘉に冷たくし、ショックのあまり人を信じられなくなる美嘉ですが、ヒロには美嘉には言えない秘密があったのです。
別れた後も心の隅でずっとヒロのことを忘れられずにいた美嘉でしたが、数年経って、ある事実を知りました。
ヒロの隠していた秘密とは…。
携帯を拾ってくれたのは?
高校生へとなった美嘉は、恋に夢見る普通の女の子です。
ある日、学校で携帯電話を失くしてしまう美嘉。
友人に電話をかけてもらい、探した先に見つけた場所は図書館でした。
誰かが見つけやすいように棚に置いてくれたようで、携帯が見つかったことに安堵する美嘉でしたが、突然携帯が鳴ります。
出てみると、どうやら美嘉の携帯を棚に置いてくれた人物のよう。
警戒しつつも、その日からその男の子から連絡が来るように…顔は知らないけどだんだんと心を許す美嘉でしたが、夏休み最後の日に友達に連れられて行った先にいたのは、金髪姿の不良として名が高いヒロでした。
実は美嘉の好きな男の子の友人がヒロだったのです。
これは偶然なのか、必然なのか。
美嘉はヒロの純粋な一面を目にし、惹かれていく自分を抑えきれません。
嫌がらせをしていた人物とは…
だんだんと仲を深めていくヒロと美嘉。
そこへ不審なメールや嫌がらせをしてきたのはヒロの元カノの咲でした。
もともとやんちゃをして女遊びも盛んだったヒロ。
美嘉と付き合いだしてから変わり、美嘉のためにと誠実な人間になるよう心掛けていましたがそんなヒロを見て嫉妬をする咲がとうとう手荒な手段に出ます。
ある日学校からの帰り道、美嘉はそばに来たワゴン車に拉致されなんと複数人の男性からレイプをされてしまいます。
放心しながら帰路につき、その後妊娠していないか確認に母親と共に病院へ行きます…この事件を境に汚れてしまった顔を見られたくないとヒロを避けるようになる美嘉。
自分のせいで…自分がいながら美嘉を守ってやれなかったと悔やむヒロ。ヒロが取った行動とは
二人が更に新たな壁へと立ち向かう
悪意により仕向けられたレイプ事件のあと、よりヒロを好きになり、信頼する美嘉と、過去に付き合ってきたなかのだれよりも、大切な存在だと確認するヒロでしたが、そんな二人の間に赤ちゃんが出来たことが発覚します。
戸惑いはしたものの、二人の愛の結晶だと喜ぶヒロと美嘉でしたが、元カノの咲からの嫌がらせは続いていました。
ですがある日、咲とその男友達に呼び出された美嘉は、言い争った末に階段から落ちてしまいお腹に激痛が走りました。
急いで病院に向かうも、お腹の子は流産という結果になってしまい、失意の底にいる美嘉をヒロが引き上げようとしてくれます。
二人でお墓を作り、手を合わせるヒロと美嘉。
いなくなってしまった子供の分まで、必ず二人で幸せになろうと誓います。
映画『恋空』ラストの結末
美嘉はヒロとの子供を身籠り、流産した過去を持ちますが、それ故二人の愛はより強くなり、美嘉のご両親の元にも挨拶に行き、18歳になったら結婚させてくださいと言い、了承も得て末永く幸せに暮らすはずでした。
ですが高校2年生になるとヒロから、距離を置かれるようになり結局別れることになります。
あれだけ愛し合っていたはずなのにと悲しみに暮れる美嘉でしたが、頑張ってヒロを忘れようと努め時が流れます。
流産してしまった子供のお墓にお参りに来ていた美嘉。
ヒロもお参りにきていたことが分かりますが、ある日ヒロの友人に事情を聞いた美嘉は、衝撃の事実を知ります。
ヒロは高校2年生の頃にガンに侵されるのです。
そして自分じゃ美嘉を守れないと美嘉に嫌われるように仕向けるヒロ。
真実を知った美嘉はヒロとの愛を再確認します。
映画『恋空』感想
とにかく出演者が豪華。
新垣結衣さん、三浦春馬さんなどは最近だとパパとママの役が似合いますが劇場だとピチピチの高校生です。
その他にも波留さん、高橋ジョージさん、小出恵介さん、浅野ゆう子さんと豪華な役者さんばかりです。
主演の三浦春馬さんはお若いのについ最近お亡くなりになってしまい、今作品が悲しくも遺作となってしまいました。
2000年代から流行りだしたケータイ小説ですが、これだけ沢山メディア化された作品は少ないです。
当時のファッションやスタイルが懐かしく、挿入歌もMr.チルドレンの歌声が優しく切なく響くため、映画を観ていると感情移入出来ます。
金髪姿三浦春馬さんは、十代の頃の私のハートをがっちり掴み、ヒロみたいな人がいないかと街中を探したものです(笑)
出演者のファンの方も、そうでない方も、一度観てみるのをお勧めします。
高校生同士で恋愛はいいにしろ、途中なかなかきつい体験をしてくる二人。
いや身体的負担は圧倒的に美嘉のほうが多いです。
いくら愛し合っているからと言っても、私が親ならいくらイケメンの三浦春馬が結婚したいと来ても反対します。
やはりそこは映画かなと思うところですが、恋空は原作者の美嘉さんの実体験をもとに描かれています。
どれだけハードな人生を歩んできたのだろうと、すべてがすべて真実でないと信じたい気持ちです。
映画『恋空』視聴者の声
携帯小説を読んでいた私たち世代では観たことがない人がいないくらい人気の作品で、ドラマもありましたが最初に見た映画を越せることはなかったなと思いました。
ヒロインのミカといいヒロといい原作のそのままなんではないかなというキャストで感動しました。
私がすきなキャラがヒロのお姉さんなのですが、ヤンキーだけどすごく弟の彼女思いなところがかっこよくて好きでしたし香里奈さんが演じていたのがすごく良かったです。
今考えるとギャル男が流行っていた時代だったので今どきの女の子たちには響くものがないのかなと思いますが、こういう楽しいメールとか写メが流行っていた時代もあったのだとわかってほしいなと思います。
飛行機雲を待ち受けにしているのが作中で出てくるのですが、これが流行ったからかみんなで飛行機雲があったら写真撮っていたのがとても懐かしいです。
病気があったり流産するところがあったりして悲しいところがすごく多かったので苦しくなったところも多かったなと思います。
図書室に携帯を忘れたことから始まった話だったので図書室に携帯を高校で忘れたらなにか起こるのかなと思ったのですが、高校に行ってから図書室に行くことがなかったのでそんなこと起こることもなかったです。【20代女性】
切なくて儚くてハンカチがいくらあっても足りない、痛いほど心に突き刺さる映画でした。
この映画を観て何年も経ちますが、今でも鮮明に覚えています。
これほどにまで心と記憶に残り影響を受けた作品はないです。
観ていて辛くて仕方かった、しかしそれと同時に愛の強さを知り、また人生の儚さも知る。
大切な人とまた観たい、そう思いました。
大切な人を今以上にもっと大切にしたくなりますし、大切に出来る力が貰えます。
毎日当たり前のようにある日常や風景が、本当は1番幸せで1番大切なんだなと痛感出来ましたね。
観ていて色々考えさせられる映画で、人生って何なんだろ。そこまで考えるほど物語にのめり込んでいました。
忘れていた感情を思い出しますし、改めて周りの人の大切さを再確認させてくれます。
この作品は一度観ただけですが、一生心の奥に残り忘れれないと思います。
忘れれないというか忘れてはいけないようにも感じます。この映画と出会えた事で心が洗われるような感覚になり、自分自身が穏やかになった事を実感しました。
きっと誰が観ても良い影響をうけ感情深くなると思いますし、人生に迷っていたり辛い事があって傷付いている人など、この作品を観れば勇気や力が貰えると思いますね。【30代男性】
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