2017年に公開された映画『散歩する侵略者』。
もともとは2005年、劇団イキウメによって上演された舞台作品で、2017年に、それぞれ黒沢清監督によって、映画化、ドラマ化となりました。
今回の記事では、映画『散歩する侵略者』のフル動画を無料視聴する方法や作品についてご紹介いたします。
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映画『散歩する侵略者』作品情報
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海。その夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出掛けていく。一方その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発していた。
出典:U-NEXT
キャスト
- 加瀬鳴海:長澤まさみ
- 加瀬真治:松田龍平
- 天野:高杉真宙
- 立花あきら:恒松祐里
- 明日美:前田敦子
- 丸尾:満島真之介
- 車田刑事:児嶋一哉
- 鈴木社長:光石研
- 牧師:東出昌大
- 医者:小泉今日子
スタッフ
- 監督:黒沢清
- 原作:前川知大
- 音楽:林祐介
- 脚本:田中幸子、黒沢清
- 製作:中山良夫、永山雅也、大村英治、大角正、薮下維也、三宅容介、大柳英樹、松田美由紀、桜井良樹
映画『散歩する侵略者』ネタバレあらすじ
町で一家が殺される事件が起こります。
その後、立花あきらは血まみれの姿で路上を歩いていました。
さて、加瀬鳴海は、行方不明になって見つかった旦那の加瀬真治の人間が大きく変わっていたことでおどろきます。
週刊誌のライターの桜井は、事件を取材していると、天野という男性に出会うことに。
加瀬鳴海の家に妹の明日美が来ましたが、加瀬真治が彼女の人間を変えてしまいました。
一方、桜井と天野は、立花あきらに会いに病院へ行き、みんなで逃げることに。
加瀬真治、天野、立花あきらの正体は宇宙人で、地球征服が目的でした。
加瀬真治は、自身の正体を加瀬鳴海に明かします。
さて、桜井は厚労官僚の品川から人々のウイルス感染を知らされることに。
加瀬鳴海と宇宙人たちは追われていき、加瀬真治はまた相手の人間を変えてしまい、撃退します。
その後、加瀬真治はウイルス感染が疑われ、病院へ行きますが、そこにはすでに患者がうようよいました。
加瀬鳴海とともに、宇宙人たちから逃げることにした、加瀬真治。
そして立花あきらは加瀬真治に車で轢かれ、天野も品川たちとバトルになって死に、桜井も爆撃を受けてしまいます。
とうとう宇宙人たちの地球征服が始まりますが、さいわい実現はしませんでした。
加瀬鳴海と加瀬真治は逆に、それぞれ人間が変わってしまうのでした。
宇宙人による地球征服
ご覧のように、映画『散歩する侵略者』は、宇宙人による地球征服の物語です。
しかし、次で述べますように、ただのSFではなく、とても心理描写が濃いものとなっていました。
一方で、桜井が宇宙人の天野に協力して行くシーンは、SF色が濃くなっています。
それは、宇宙に信号を送信するためのアンテナを作ったりと、かなり本格的なものでした。
その後、桜井と天野はアンテナの準備を進めるものの、天野が死亡。
生き残った桜井はそれでも信号の送信に努めますが、爆撃されてしまったのでした。
概念を奪う
映画『散歩する侵略者』は前述のように、心理描写が多い、異色のSFです。
加瀬真治、天野、立花あきらの宇宙人たちは、他人から概念を盗んで、人間を変えてしまうのです。
たとえば、加瀬真治は、加瀬鳴海の妹の明日美から家族の概念を盗み、彼女を他人行儀にしてしまいます。
追われた加瀬真治が相手を撃退するシーンでも、概念を奪うことによって、人間を変えてしまっていました。
映画『散歩する侵略者』がどれだけ斬新な作品なのかがうかがい知れますね。
愛の概念を奪い、抜け殻に
このように、映画『散歩する侵略者』では、宇宙人たちの概念を奪う行為が注目点に。
が、とくに興味深かったのが、加瀬鳴海と加瀬真治の最後でした。
加瀬鳴海は、加瀬真治に、愛の概念を奪うよう、頼むのです。
結局、これに応じることにした、加瀬真治。
その後、加瀬鳴海は抜け殻のようになってしまい、逆に加瀬真治は元の彼らしくなっていきました。
そして、加瀬真治は、加瀬鳴海にこれからもずっと、付き添っていこうと決めるのでした。
やはり単なるSFとは違って、なんとも考えさせられるようなラストですよね。
映画『散歩する侵略者』感想
冒頭でもご紹介しましたように、映画『散歩する侵略者』は、多くの映画賞を獲得するなど、その評価は極めて高くなっています。
宇宙人による地球制服などと聞けば、陳腐に聞こえるかもしれません。
でも、概念とは何かについて深く考えさせられるという点で、本作は実に画期的だといえるでしょう。
一般的なSFには飽きたという方であっても、映画『散歩する侵略者』なら、おもしろく観られること、間違いありません。
まだご覧になっていない方には、一度、視聴してみることをぜひ、おすすめしたいと思います。
映画『散歩する侵略者』視聴者の声
タイトルから、宇宙人が地球を侵略するパニック映画やSFエンターテイメント作品だと思って見始めましたが、見終わってみると少し印象が違いました。
宇宙人が地球を侵略していくというところはその通りですが、侵略の仕方がこの映画特有だと思いました。
ただ殺してしまうという事ではなく、人間の概念を奪うことで廃人のようにしてしまい、支配力を奪うという形がよく考えるとすごく怖いと思いました。
また、人は様々な人生経験をすることで概念が形成され人格が作られていて、その概念を失うと人としての温かみが無くなり正気ではいられなくなるのだと少し考えさせられました。
概念の中にも、奪われると大きく人格が変わるものとそうでないものがあるように描かれていて、そういった描写から人生の中での大切な事柄について伝えているのかなと感じました。
映画の雰囲気が不気味だし、侵略の仕方も独特で最初はそこに注目してしまいますが、最後まで見るとこの映画はそこが主題ではなく愛をテーマにした話だと思いました。
ラストの方の松田龍平さん演じる真治が長澤まさみさん演じる鳴海の概念を奪うシーンはとても印象的でしたし、そのシーンの前後の真治の立ち振る舞いの違いから、愛という概念の大きさを感じました。
不気味な雰囲気のシーンも沢山あるのに、見終わった後に少しほっこり温かな気持ちになった不思議な映画でした。【20代女性】
WOWOWのスピンオフ作品を先に視聴していたので、違いを楽しめました。
スピンオフは最初からホラーテイストで宇宙人が完全に悪者だったので、人間から概念を奪う事が救いになるという描写はありませんでした。
また人間界で生きる術を習得済みの宇宙人しか登場していません。
比べてみると大分違う内容だと感じます。
私は、この作品の方が好みでした。
ヒューマンドラマの要素が強く、宇宙人について愛らしいという感情が生まれてくるような仕様になっていて、怖さを感じさせません。
宇宙人3人が、仲間意識のあるタイプだったのが良かったのだと思います。
冒頭の加勢さんの空っぽ具合には驚きましたが、ほのぼのとした空気すら感じさせる癒し系宇宙人がいるなんて、スピンオフの宇宙人である一匹狼の真壁からは、全く考えられませんでした。
宇宙人にも一人ひとり生まれ持った性質というのがあるのですね。
そして、人間が概念に囚われて生きている事に対し疑問を投げかけて、最後に愛は勝つというメッセージを送った今作には優しさを感じます。
スピンオフと真逆です。
観る順番を間違えたかなと思っていたのですが、こちらを後にして正解でした。
タイトルの意味も理解する事が出来ましたし、後味が良くて最高です。
期待以上の作品でした。【20代女性】
概念を奪う宇宙人の話です。
侵略する星の調査に伴い、概念を人から奪って知っていくという設定はとてもSFチックで面白いと思いました。
だけど、ちょっとわかりにくい話ではあるかなって感じです。
もともとこの宇宙人たちはどこまで知っていて、どういうことを知らないのかがよくわからないし、なんか最初からいろいろわかってたようにも見えたけど、どういうことなんだろうとか頭がこんがらがりました。
でも、ある日、知っている人が突然別人のようになったっていうのは奇妙だし、そこらへんの描写はなかなかおもしろかったです。
鳴海は変わってしまった夫を不思議に思いながらもよく支えていたなって感じです。
私なら終わってる夫婦だし、ガイドになってとか意味わかんないこと言いだすし、ほっておいちゃうかもなと思いました。
他の宇宙人パートでは凄惨な殺人事件が出てきたりして、ホラーぽいところもありました。
普通の会話ができない面白さみたいなコメディっぽいところもあったし、いろんな要素が詰め込まれている映画だと思います。
最後は、愛ってすばらしいみたいな感じで終わっていて、題名は侵略者となっているけど、宇宙戦争的要素はあまりなく、結局テーマは夫婦愛だったようです。
ちょっとよくわからないところもありましたが、夫婦について考えさせられる映画だったと思います。【30代女性】
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